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元幹部の暴行ビデオ発見 自殺の明大元応援団員 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:不祥事
同大広報課などによると、大学側は自殺発覚後に調査委員会を設置し、現役部員らと面談。男子学生が退団する直前の昨年12月下旬、現在の4年生が暴力を加えながら厳しくしかったことが判明したが、元幹部らの暴行まで調査が及ばなかった。
9月下旬には「リーダー部の伝統的な体質に問題はあるが、いじめはなかった」とする調査結果をまとめ、リーダー部を無期限活動停止にした。男子学生の遺族にも同様の報告をした。
しかし、現役部員が部室でビデオを発見したため、調査委は元幹部らに事実確認するなど調査のやり直しを始めた。関係者によると、元幹部らはビデオの存在や暴行の事実を認め、「自殺の一因かもしれないが、すべてではない」などと話しているという。
リーダー部関係者は「自殺の原因かどうかは別として、ビデオの暴行は部の体質で片付けられるものではない。遺族に謝罪し、部を一度廃部にしてでも立て直すべきだ」と指摘している。
明治大学応援団
男子学生からなるリーダー部に加え、バトン・チアリーディング部、吹奏楽部の3部で構成され、六大学野球やラグビーの関東大学対抗戦など体育会活動の応援を行っている。リーダー部は大正11年創部。男子学生の自殺後、リーダー部は無期限の活動停止中。バトン・チアリーディング部と吹奏楽部は活動している。