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【社会】

二女への傷害で16人追起訴 紀元会事件、幹部と夫ら

2007年12月20日 19時55分

 長野県小諸市の宗教法人「紀元会」会員の奥野元子さん=当時(63)=が集団で暴行され死亡した事件で、長野地検は20日、奥野さんへの暴行前に奥野さんの二女森美智子被告(26)=犯人隠避罪で起訴=にも暴行したとして、傷害罪で会員16人を追起訴した。

 追起訴されたのは同会幹部の窪田康子被告(49)ら、奥野さんへの傷害致死罪などで既に起訴されている女15人と、二女の夫の池勇治被告(31)=犯人隠避罪で起訴。16人とともに書類送検された7人のうち、5人は暴行の程度が小さいとして略式起訴。2人は捜査中のため処分を決定していないという。

 起訴状によると、16人は9月24日午後9時半から翌25日午前零時半にかけて、小諸市の同会施設内で、奥野さんの二女を殴ったりけったりして3週間のけがをさせた。

 県警はこれまで、二女への傷害容疑で1人を逮捕、26人を書類送検。地検はうち少女3人をすでに家裁送致した。

(共同)
 

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