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一連の「紀元会」事件で初公判

 小諸市の宗教法人「紀元会」施設内で9月に起きた集団暴行死事件で、死亡した会員のすし店経営奥野元子さん=当時(63)、同市=への集団暴行の事実を隠したとして、犯人隠避罪に問われた、奥野さんの二女森美智子被告(26)と、夫の池勇治被告(31)=森被告への傷害の罪で追起訴=の初公判が21日、長野地裁であった。
 森、池両被告はともに、集団暴行を主導したとされる窪田康子被告(49)=傷害致死などで起訴=の指示で、すし店内での家族4人による暴行に偽装したとし、起訴事実を認めた。
 一連の事件の公判は初めて。長野地検は冒頭陳述で、事件を「カルト教団内における集団リンチ」として概容を明らかにした。