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ワシントン離日…監督批判止まらず「あと2つタイトル獲れた」

12月19日8時1分配信 サンケイスポーツ


 J1浦和を退団、フルミネンセ(ブラジル)に移籍するFWワシントン(32)が18日、ブラジルへ帰国した。今季から就任したホルガー・オジェック監督(59)との確執から本領を発揮できなかったエース。獲得タイトルがアジアCLのみに終わったことに「違う監督ならあと2つタイトルが獲れた」と、涙ながらに訴えた。

 大きな背中には怒りを通り越して悲しみすら漂っていた。多くの観光客であふれかえる成田空港出発ゲート前。ワシントンは静かな口調で胸の思いを語り始めた。

 「われわれのよさは攻撃なのに、今年は消極的だった。楽しくないし、見ていてもつまらない。ホームで点も取れなければ勝てなかった。本来ならあと2つタイトルが獲れた。(来季は)選手はしっかり集中してゼロからのスタートという気持ちでやってほしい」と目を潤ませながら話す言葉の端々に、浦和への愛があふれていた。

 今季、就任したオジェック監督とは起用法をめぐっての確執が表面化。「ギド(ブッフバルト前監督)とは友達みたいな関係だった。選手と話をするし、選手も監督が好きだから監督のためにもっと頑張ろうという気持ちになる」と、昨季との精神面の違いを強調。残留を希望したワシントンだったが、指揮官の続投が決まったことで移籍を決意。この日、前日帰国したDFネネとともに退団が正式に発表された。

 「将来はエージェントやコーチも考えている。ただ浦和に足りない部分があって、その問題がなければもっと活躍できたので不満はある。監督みたいな形で戻ってこれたら、浦和のために頑張りたい」と、将来の夢も話したワシントン。浦和への思いを胸に、ブラジルへ飛び立っていった。

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最終更新:12月19日15時59分

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