中学生自殺 捜査資料を開示
おととし4月に自殺した山口県下関市の川中中学校の3年生だった安部直美さん(当時15歳)の父親の安部慶光さんは、直美さんが受けていたいじめの実態を知りたいと訴え、個人情報保護条例に基づいて山口県警察本部に当時の捜査資料の開示を求めていました。請求が認められて、17日、下関警察署で捜査資料の一部に当たる88枚の資料が開示されました。資料には、直美さんが自殺した現場の状況が写真や図面で記されていますが、いじめの事情を知る関係者への事情聴取の内容などは個人情報の保護を理由に黒く塗りつぶされていました。自殺した人の遺族に警察の捜査資料が開示されるのは異例のことで、安部さんは「資料を出してくれた警察に感謝しています」と話していました。直美さんの自殺をめぐっては、ことし7月、山口地方法務局も、安部さんの求めに応じて学校側がいじめをやめさせる措置を取っていなかったとする独自の調査結果の一部を開示しています。 |
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