パチ心はシャレ心

なんか、痛いニュースでイギリス国旗の件で盛り上がっているのを見て、急にネッシーを思い出した。

イギリス人て、とにかくイタズラや冗談が大好きってイメージがある。先進国の精神的余裕ってだけでは片付かない懐の深さを感じるんですよ。

国旗をパロったりしたら、中国や韓国の日本嫌いはどんな反応をするか、考えただけでも寒い。

で、ネッシーの件。怪獣マニアの99%がプロレス、格闘技好き(私調べ)であるのと同様に、UMA、つまり未確認生物好きである率も非常に高いと思います。そうでしょ、みなさん。大伴さんや中岡さんの妄想話で育った我々が、ネッシーやつちのこ、雪男らに興味がないわけが無い!

本当か、嘘か、事実誤認か、わからないからロマンが残る。わかってしまったら案外なーんだってことでしょ、たいがいは。でも知りたい。そのジレンマがいいんですよ。

昔、石原慎太郎とか、日本のテレビとかこぞってイギリスのネス湖に行って、さんざんネッシー探索した時期がありましたよね。その頃イギリス国民の正直な感想って知ってますか?そういうネッシー探しに夢中な日本人に対しての。

「日本人っていうのは、なんて野暮な連中なんだ。あんな最新機器持ち込んで調べたら、ネス湖に巨大生物なんかいないのが、わかってしまうではないか!夢とかロマンとか理解できない可哀想な連中だな。そっとしとくのが大人ってもんだろうが」ですと。

まあ、このような感想をもっているイギリス人が多数派なんじゃないでしょうか。私も基本的には上記のような考えの持ち主。ムーの愛読者ではありますが、楽しみ方の心得、というのが粋な大人のたしなみ、なんだと信じて疑いません。ミステリーサークルだって、人間が作ってるに決まってるでしょ!ほんとにもう。


同じことが我々の愛好する「パチ怪獣」にも言えるのではないでしょうか。あれこれ理屈を言うなって、基本アンチなんだから、皆わかってて、ニヤニヤしながらこっそり楽しむモンでしょ、って解釈が正解。男って、やるな、とかダメだ、って言われると余計にやりたくなる生き物でしょ。判っちゃいるけどやめらんねえ、ってさ。ごちゃごちゃ正論ぬかされたって、面白くもなんとも無い。
その分代わりの楽しみ提供してくれるなら、考え直してやってもいい、ってのが正直なとこでしょ。

(もっとも、そんなくだらないこと言う奴に代案なんか用意できっこないですが。無能で低脳だからこその的外れブーイングなんだし。人を楽しませるのって、物凄い難しいと思うんですよ。現に私なんか人気のお笑い番組見てもクスリとも笑えないし。まあ、前に述べた掟さんらまで行くと行き過ぎかもしれませんけど。娯楽提供者は面白さ最優先で行くべき。他の何かを犠牲にしてでも)


野暮、これだけは極力避けるべきです、趣味人なら。そして何が野暮かわからない人間は、退場するべきでしょう。面白いってことがどれだけ貴重か、そしてその面白さの脆さ、儚さ。大事に大事に保護するような気持ちで向き合わないと、ふっと風が吹いたらどっかに飛んでいって消えてしまいますよ。

ただでさえ人生面白くないことの「てんこ盛り」なんですから。


by target-earth | 2007-12-13 21:51 | Comments(1) 


Commented by SUTOW at 2007-12-14 08:58 x
その通りデス!
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