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教会で銃撃犯とみられる男の遺体を発見 佐世保乱射事件

2007年12月15日09時24分

 長崎県佐世保市名切町のスポーツクラブ「ルネサンス佐世保」で男が銃を乱射し、従業員や利用者ら8人が死傷した事件で、長崎県警は15日午前7時35分ごろ、同市船越町の教会敷地内で銃撃犯とみられる迷彩服姿の男の遺体を発見した。

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銃撃犯と見られる男の遺体が見つかった教会の周辺は、青のシートで覆われていた=15日午前8時38分、長崎県佐世保市で、本社ヘリから

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容疑者と見られる男の車が見つかった現場へ通じる道は警察によって規制されていた=15日午前7時26分、長崎県佐世保市鹿子町で

 県警は同日未明、この教会付近で男が逃走に使ったとみられる白いワンボックスカーを発見。車内から散弾銃と迷彩服などを発見した。県警は車の所有者で市内在住の男(37)を特定し、事件に関与したとみて行方を追っていた。男は「マゴメ・マサヨシ」容疑者とみられる。同日午前5時44分ごろには教会付近で発砲音が1回したとの情報を入手。教会を包囲していた。男が自殺した可能性もあるとみている。

 県警は散弾銃などの所持の許可を得ている人物の中から不審な人物がいないか捜査していたところ、この男が所在不明になっていることが判明。その後、この男が所有するワンボックスカーが同市船越町の教会近くで無人のまま放置されているのを発見した。車内からは散弾銃2丁と空気銃1丁、迷彩服が置いてあるのが見つかった。

 男は散弾銃3丁と空気銃1丁を登録していた。このうち散弾銃1丁を犯行に使い、銃を持ったまま逃走していたとみられる。男はスポーツクラブの利用者だったという。

 事件は14日午後7時10分ごろ、迷彩服に白いフルフェースのヘルメット姿の男が同クラブ内に侵入し、プールや事務室で散弾銃を乱射。同クラブのアルバイト従業員で水泳コーチの倉本舞衣さん(26)=佐世保市権常寺(ごん・じょうじ)町=と、見学に訪れていた漁業藤本勇司さん(36)=同市鹿子前(かしまえ)町=の2人が撃たれて死亡した。ほかにクラブ内にいた9歳と10歳の女児2人を含む6人が撃たれるなどしてけがをした。

 けがをしたのは久津間和仁さん(48)=佐世保市折橋町▽小川圭三さん(46)=同市御船町▽中村隆志さん(39)=同市ハウステンボス町▽山口直美さん(22)=同市横尾町▽桜木悠乃さん(9)=同市保立町▽徳礼朱莉さん(10)=同市赤崎町。いずれも命に別条はないという。

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