旧日本軍の従軍慰安婦問題をめぐり、欧州議会は13日、日本政府に公式謝罪を求める決議案を採択しました。
今回の決議案採択は、韓国人やオランダ人の元慰安婦の女性らが欧州議会の議員に働きかけていたものです。
欧州議会の決議に法的な拘束力はありませんが、従軍慰安婦問題を「20世紀最大の人身売買の1つ」だと非難したうえで、日本政府に対し、公式謝罪とすべての元慰安婦や遺族へ賠償するよう求めています。
この問題をめぐる議会決議は、アメリカやカナダなどで行われていましたが、ヨーロッパの27か国が加盟する欧州議会が加わったことで、日本政府に対する国際社会の厳しい目が、さらに強まることになります。(14日02:21)