弁護士・未熟な人間・今枝仁・・・刑事弁護の理解のために

日々、自分の未熟さを実感するこのごろです。
これまで犯した過ちを償い、人間として成長する場をここで与えていただきたいと願います。
また、一地方都市で刑事弁護事件を多く手がける弁護士がどのようなことを考えているかを知り、刑事司法について考えるきっかけとして活用いただければ幸いです。

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2007年12月11日(火)

◆ 橋下弁護士、大阪府知事出馬を受けて

懲戒扇動被害対策弁護団の兒玉事務局長から、「特に今枝さん、余計なことを言わないように。」と釘を刺されていましたが、「黙殺」と思われるのもシャクなので、つい書いちゃいました。兒玉さんゴメンナサイ。

私は、光市事件の弁護団への懲戒請求を扇動した発言は許せないし、刑事弁護活動全般と弁護士懲戒制度の基盤を揺るがしかねない行為だと思っていますが、政治家としての橋下徹氏については、ちょっと期待しています。

橋下徹氏は、民意を敏感に感じ取り、そのエネルギーを集約し、具体的な方向性を与えて効果的に発動することについては、天才的だと思います(嫌みではなく)。

ですから、橋下徹氏は、弁護士としてよりも、政治家、特に大阪という東京に対抗して西日本を活性化していく中枢を担うべき地における首長としての方が、よりその能力を効果的に発揮できるのではないか、と期待するのです(弁護士に向いていないとかそういう批判めいたことは僭越すぎて言いません)。
都道府県の首長は、なぜかご高齢の方が多いようですが、若い力と既定の概念に縛られない行動力が、大阪府政にはマッチしているような気がします。

また、正直なところを言うと、「橋下弁護士」としてあまりに著名になりすぎて、弁護士の代表格のように扱われるような状況はちょっと解消してほしいな、とも思います。願わくば、「橋下府知事」が定着してほしいな。

で、私も「今枝さんは政治家にならないんですか。」と聞かれたりしますが、そもそも声がかからないし、イメージが悪くて声がかかりっこもないし、かかったとしても「身体検査」に引っかかるであろうので(体重で)、無理です。

・・・というのは冗談で、本音を言えば、弁護士の仕事が一番自分に向いていると思います。
精神的な弱さを克服しさえすれば。
私はやはり、目の前の個人をたすけようとするのが性に合っています。

作成者 今枝仁 : 2007年12月11日(火) 19:30 [ トラックバック : 1]