2006年03月31日
謎の多い車 292
いつもの給油所でガソリンを入れた。セルフの機械が前払い式に変わっていて、少々戸惑った。 店長に訳を聞いたら「 入れ逃げが多くて・・ 」だ。 給油所に来ていたメルセデスSLのオーナーがポルシェを見て機嫌が悪そうで、すれ違いざまににらまれた。 E500とSL320の値段は変わらないから、買うのならSLが良い。排気量の問題ではなく、室内の高級感がまるで違うからだ。 部品の質、プラスチックの光り具合、シートのしっとり感がやはりSLは一枚上手(うわて)を行く。Eクラスはどこか成金趣味、背伸びしている貧乏人。SLは本物の金持ちが乗る車だろう。乗り味はトヨタ的な静かさに、麻薬を注入したドラッグ漬けのエンジン。だから、薬の効きも早い、結果、満足度はかなり高くなる。車体は重くて大きいから俊敏さのかけらも無い。それを駆動力で強引に曲がろうとするから、ローリングが気になる。こういう車は車体、サスペンションの消耗が激しく経年劣化の速度が加速度的に早くなり、中古車では要注意である。 タクシーに乗ったが、プロパン燃料のくせに見事な加速で、並走するフェアレデイZと互角の勝負。パサートごときは敵ではなく、ジャガーXタイプを直線ではあっけなく追い抜いた。 典型的な雲助タクシーで、名前はチェッカーだ、チェッカー・フラッグの。どうりでレースの様な走りをするわけである。 運転手はスキンヘッドでサングラス、車どころか、こいつにもドラッグが入っているに違いない。 日本橋でタクシーを降りてホテルで夕食を済ませたが、食べなれない大トロで胃袋がもたれて気持ちが悪い。 つくばエキスプレスの区間快速のそう快な走りに満足して、駅からタクシーを乗ってまた雲助タクシーだ。今日は雲助ばっかりで今でも気持ちが悪い。
2006年03月30日
謎の多い車 291
冬の季節はポルシェのエアコンを使う事は全く無い。ただの暖房で過ごせるが、これからの季節は冷房を効かせる為にバッテリーの消耗が激しくなる。 今朝、縁側で庭を見ながら電気ひげそりで出勤前の儀式をしていたら、いきなり電池がパーになった。充電池を使い切ったという意味だ。 顔の半分だけ綺麗にひげを剃ったが、おかげで顔半分は「 手付かず 」の状態にうろたえたがもう遅い。替えの電池も無い、うんこはしたい、もうばたばたである。 顔半分だけそり残しの黒い形相(ぎょうそう)に、バス停に並ぶ人の視線を感じる。 順調に駅に着いてまたトラブルだ。今日は、バスカードを読み取るバスの機械がパーになった。 運転手はうろたえて乗客に謝っていたが、前の列の乗客はバスカードが使えないのを良い事に、小銭を出さないで無賃乗車である。 「 無賃乗車はまずいよなあ・・、」と思いながら、小銭で運賃を払ったのだがこういう場合は判断がむずかしいものだ。 機械が悪い、でも、バスには乗った、この兼ね合いがね。 私は異常にバスが大好きだから、乗せてもらえれば往復代でも全然平気。これもちょっと、おかしいか・・・。 帰りがけに好みのCDを見つけた。「 ポーキュパイン・ツリー 」というバンド。音楽の傾向はプログレッシブ・ロックだ。ピンク・フロイドの、「 ダークサイド・オブ・ザ・ムーン 」に近いがもっと新しい音楽構成だ。 世間一般にオーケストラ、例えばワーグナーやチャイコフスキーの交響曲をクラッシックと呼ぶ。 私はこの呼び方は適切ではないと思っている。 サントリーホールで日本交響楽団のチャイコフスキーの5番を聞いたが、やっぱりオーケストラだ。私は他にもベルリオーズの幻想交響曲が好きでよく聞く。 楽団にも好みがあって、お気に入りはベルリン交響楽団だ、間違っても「 ウイーン・フィル 」は聞かない。シカゴ交響楽団もいいが、少し管楽器の鳴らし方が誇張している。ポルシェ乗りとしてはワーグナーの「 ニュールンベルクのマイスタージンガー 」は外せない曲である。 マイスター、いい響きだなあ。ポルシェはドイツの誇る一流のマイスターの手で造られる。 明日は久々に、7000回転まで回すとするか。
2006年03月29日
謎の多い車 290
今日も朝から騒々しい。大渋滞の先に赤色回転灯が沢山見える。「 西部警察のロケかなあ 」とわくわくして、ロケ現場をゆっくりと通過して、交差点の信号柱が車道上に倒れて、1台のパジェロ・ミニが押しつぶされている。 軽自動車は怖い、という問題ではない。信号柱を倒した原因車は潰された軽自動車にお尻をむけたまま、交差点わきの連れ込みホテルの塀にめりこんでいた。 信号機の無い国道高架下の交差点、警官が殺気だって笛を吹いて交通整理の真っ最中に、「 こりゃ、本物の事故だ 」と気が付いた。 道路上に垂れ下がった高圧電線に片側車線と歩道は閉鎖され、付近は停電したままである。今日、気がついたのだが、パトカーの屋根の回転灯はマジックハンドの様に、上にそそり立つ機能がある。普段は屋根に張り付いているが、緊急時にはにょきにょきと上がるわけだ。 ハイテクで格好いいぞ。 ポルシェをはじめとして、最近はこの手の高級スポーツカーが元気である。フェラーリ、ランボルギーニ、ロータスのスーパーカー御三家に復活の兆しだ。いい事だと思う。 新車はその時代の景気を見事に反映するから、この手の車の増加に今後も期待したい。 マツダがまたやってくれた。アクセラの過給式2.3L、250psは相当に弾けてそうだ。トヨタ、日産が大排気量エンジン搭載の大型車に夢中のこの時に、小型車体にターボチャージャーで勝負である。 マツダはそもそも、大排気量エンジンを持っていないが、それを逆手に取った良い戦略である。 下手をすると、VWゴルフGTIみたいな下品な車になり兼ねないのだが、最近のちんまりとした省エネブームに風穴を開ける、勇気のある決断である。6発がだめなら、4発ターボで何処かへ飛んで行くのも悪くはない。ぜひこれからもZOOM−ZOOMの合言葉でマツダの存在を世間に知らしめてもらいたいものだ。
2006年03月28日
謎の多い車 289
珍しく自動車雑誌を買った。どれをとっても同じ記事の車雑誌なんぞ、買うだけお金の無駄である。 しかし、この雑誌の今月号には、脇阪寿一が特集記事で意見を述べている。 前にもお伝えしたが、この若武者、言う事にいちいち説得力がある。車の運動性、動態変化を、確かな根拠で解き明かす。だから、解り易いし面白い。 その辺のポルシェひいきの中年評論家の話は退屈だ。色んな雑誌で同じ事を言って歩いているから、買う方も「 またか、別の雑誌でも読んだなあ・・ 」となり、ついには車雑誌を買わなくなってしまう。 日本カーオブザイヤー選考委員だか、何だか知らないが、たいした事はないと言う事である。 脇阪の文章以外はとりたてて面白くもない、何所にでもあるやる気のない記事ばかりだったが、今回は脇阪の、ポルシェの分析を知った事が大きな収穫であった。 最近の輸入車雑誌は、車以外のページが多くなった。高級時計やカジュアルな服、グッチやカルテイエのブランドファッションを、やせこけた変な外人に着せて、ファッションショーみたいだ、それもポルシェに乗っかって。 旅行記やグライダーの記事まで見せられると、車記事だけでは読者を呼べない、という苦労が伝わってくる。 雑誌なんかは、内容は何でもいい、要は、売れればいいんだろうなあ。だから、雑誌の記事の内容が散漫になり、全てが的を得ていないのだ。そう考えると、立ち読みで十分である。 ポルシェのデイラーに行くと、カウンターにメカニック(以下、整備士)の人の名前が飾ってある。我々、ポルシェオーナーは整備士の適切な整備があってこそ、安心して操縦できるのだが、その、大切な整備士の名前の前に「 3級 」と付けるのはどうかと
思う。 実際の話、国家試験のランクだろうが、せめて2級にしたらいかがだろうか。正直言って、3級ではえばれない。大きなお世話だ、と言われるだろうが・・。 整備士は大変苦労が多い仕事である。エアコンの効いたショールームで接客する人とは違い、整備工場の中は蒸しかえるほどの暑さである。 わたしも、頑張っている整備士の苦労を体感しようと、工場内で仕事振りを拝見した事がある。あまりに過酷な環境に思わず店長に、もっと涼しくしてあげて、と言った事がある。 冬は全くその逆だ。もっと整備の人の働く環境を良くできないものか、と今でも思う。 私は、ポルシェにだって遠慮なく文句を言う。クレームの事だが、この文句は責任者の店長にしか言わない。間違っても整備に人に文句は言わないのが私のやり方だ。 ブランドずきの小金持ち、横柄な態度の自営業。この多くが整備の人を見下し、軽蔑しているこの事実。 見てくれで人を評価差別するのは悪い事である。そんな事も解らないいい年したおとなが実は、高級車のオーナーにものすごく多いのは何故だろうか。
思う。 実際の話、国家試験のランクだろうが、せめて2級にしたらいかがだろうか。正直言って、3級ではえばれない。大きなお世話だ、と言われるだろうが・・。 整備士は大変苦労が多い仕事である。エアコンの効いたショールームで接客する人とは違い、整備工場の中は蒸しかえるほどの暑さである。 わたしも、頑張っている整備士の苦労を体感しようと、工場内で仕事振りを拝見した事がある。あまりに過酷な環境に思わず店長に、もっと涼しくしてあげて、と言った事がある。 冬は全くその逆だ。もっと整備の人の働く環境を良くできないものか、と今でも思う。 私は、ポルシェにだって遠慮なく文句を言う。クレームの事だが、この文句は責任者の店長にしか言わない。間違っても整備に人に文句は言わないのが私のやり方だ。 ブランドずきの小金持ち、横柄な態度の自営業。この多くが整備の人を見下し、軽蔑しているこの事実。 見てくれで人を評価差別するのは悪い事である。そんな事も解らないいい年したおとなが実は、高級車のオーナーにものすごく多いのは何故だろうか。
2006年03月27日
謎の多い車 288
季節が春になると、オープンカーが這い出てくる。けっこう小さい車もあるし、見たことも聞いたこともない車も多い。 ゴルフ、ビートル、206CC、306CC、Z3、サーブなどだが、どれもがオモチャ、大きいチョロQみたいだ。 発売済みのセダンの屋根をあわてて切断した様なこっけいさは、幌もしくは金属屋根を降ろした外観によく現れている。春一番の強風に飛ばされそうな貧弱さが、あわれ、である。 そんな軽量級オープンとは存在感が違う車が前を走っている。マスタングGT・カブリオレだ。外装は輝く黒色。 排気量は4000CCくらいだと思うが、やはりずっしり構えた落ち着きさは貫禄にあふれている。重量級のオープンカーは見ていて安心感があるものだ。 スポーツカーではロードスターや新型SLK(旧型はただの屋根なしセダン)は小さいながらも良い車だ。 マスタングが先祖帰りしたスタイルでリニューアルされた。実車を見ていないので何とも言えないが、シャーシ、ボデイは造り直してほしい。10年以上も同じシャーシを使いまわしするのは、もうやめよう。これはジャガーも同じ事だ。ぶるぶる震えて、ぐにゃりとしなるボデイはソアラと同じである。 開口部が大きいオープンカーの場合は、セダンからの急造お茶にごしでは、良い車は出来ない。 ボデイのあらゆる剛性を補強し、各部取り付けを締め上げる。車輪、サスペンション、エンジンから伝わる振動をいかに調和、減衰させるか。共振周波数をいかに押さえて増幅させない様に車を造るかがポイントになる。 何だか解ったような解らないような感じだが、いい加減な車は走行を重ねるうちに、室内のあちこちからキシミ音、何かが擦れる音が聞こえるようになる。取り付けが緩んでいる証拠だが、最近の車はそれさえ出さない様にゴムやスポンジをかませてごまかしているから、素人には余計に解りずらい。 高価だから安心だ、と言うのも説得力に欠ける。ジャガーが良い例だ。ならばスポーツカー専業メーカーか、それに近い車を買えばいい、と。しかしながら、いくらポルシェでも開口部の大きい4座は止めたほうがいいと思う。ボクスターは2座ロードスターで剛性感の固まり、しかも4座の半額で買える。ただし、一つ言えるのは2,7Lはやはりトルクが小さい感じで、ここ一番の加速が弱い。 登り坂のつずく道路では、少々やきもきさせられる。乗っていて、操縦していて悪くはないのだが、どうせポルシェを楽しむのならば3.2Lが常識だと最近思う。我が家の3.2Sは何時でも直線番長を張れる。 ポルシェの快感は、ある意味、他のどんな車も置き去りにする高い動力性能だ。これは、ブチ抜かれた車さえ納得させられるポルシェの存在価値である。 他の車は言っている、ブチ抜いてポルシェのポルシェらしさを見せてくれ、と。
2006年03月26日
謎の多い車 287
日頃、ポルシェなんぞをいい気になって転がしては、世間に迷惑をかけているお詫びに、今日は一日、自転車行軍に徹してみた。旧陸軍の銀輪部隊みたいなもんだ。 自転車は16年も前に愛妻が買ったかご付きママちゃりで、耐久性は抜群。パンクで2度タイアを交換したが、本体は頑丈だ。 普段ハイスピードで通り過ぎる町並みの様子が今日はよく解る。庭の花壇の前で近所のばあさんが談笑している。自販機の前でバカっぽい高校生がコーラを飲んでいる、うんこ座りだ。 ねこが歩道でまどろんでいる、燃やしたい。 交番の前で指名手配のポスターに見入る。 「 おい、小池 」 という貧弱な人相の殺人犯には200万円の懸賞金が賭けられていた。小指欠損、ふん、ハンパ者め。 ずらりと並んだ指名手配の顔写真は、どれもが頭が軽そうなばか丸出しで、能無しのお笑い者だ。 こいつら6人の首に懸けられた懸賞金の総額は900万円にもなっている。 「 100万円追い金で911買えるじゃん・・ 」と思った。 警察公認でベレッタ1丁に弾丸5000発、自動小銃にライフル、ショットガン、散弾銃をくれるのなら明日からはこいつらの首獲る賞金稼ぎに転職だ。 ついでに手榴弾の500個も頂ければ、色んな事務所を爆破できる、勿論の事、悪いやつらの事だが。 ポスターの下品な首写真( おい、小池、)どもに別れを告げ、信号を渡る。 国道の脇の消防本部にでっかいはしご車がいた。消防隊員が3階の高さの壁から太いロープをたらして、訓練の準備の最中だ。チャりで本部の敷地内にチャリチャリ入って、真っ赤なはしご車をじーっつと見ていたら、 「 だめですよ、勝手に入っては、 」と、とがめられた。 別に怒らなくてもいいのにねえ。 「 はしご車、欲しいなあ・ 」と言い残してポルシェセンターについた。 お気に入りの クレスト・キーホルダーを1,680円で買って家路につく。これで3つ目だ。いつもは「 グオオーン 」とポルシェで通うポルシェセンターだが、今日はママチャリでの訪問に店の人はあ然としていた。 暖かい午後、軽快にチャりんこをこいで、道路上の犬のうんこを踏みつけた。やれやれ。
2006年03月25日
謎の多い車 286
ランボルギーニの最新型と911の400m加速タイムの比較は、排気量の小さい911に不利なのは当然だ。 でも、重量級スポーツカーのムシェラゴやガヤルドが足元にも及ばない車がある。 V型10気筒2ストローク・水冷デイーゼルエンジンをリアに搭載、リアエンジン前後輪駆動のそれは、いかなる天候もどんなに悪い路面状況も完全に走破する。 低速域では機械式デイゼル・スーパーチャージャー、高速域では排気圧過給ターボチャージャーに切り替えられて、リアクションタイムの無い機動性を武器にしている。 まさしくモンスター・マシンだが、こんな車が実際に製造されているから恐ろしい。 懸架方式はハイブリッド油圧アクテイブ・サスとトーションバー(ねじり反発棒)の複合懸架で車体の姿勢制御はコンピュ−ターが制御する。 トーションバー・サスの転輪は重心直下の為に間隔が狭められ、高速走行時の振幅を抑止でき、走行安定性を確保している。 また、油圧・気圧式アクテイブ・サスで車高を自在に下げられるのは他にあまりない。 エンジンの最高出力は1500馬力2400回転、搭載燃料は1075リットルで航続距離は最大390km。 武装は120mm滑空砲X1、12.7mm機関銃X1、 7.62mm機関銃X1。 120mm徹甲弾を34発、12.7mm弾を1,000発搭載できる。ちなみに、装甲貫通力は914mmと世界の高性能戦車のなかでも、トップクラスの性能を有している。 もうお解かりだろう、陸上自衛隊の90式主力戦車の事である。 「 なーんだ、ここまで読んで、やっぱりなあ・・ 」と、非難ごうごうだろう。 ちなみに最高速度は70km/hと、911と比較は出来ないが、この、鉄鋼無限軌道は世界最強の地上車であることは間違いない。現在、主砲を140mm滑空砲に強化する次世代ハイテク戦車を開発中だ。戦車砲はドイツのラインメタル社が製造を行なう見通しである。
2006年03月24日
謎の多い車 285
ポルシェでは煙草を吸わない。変な臭いをつけると車がもったいないので、吸いたくなったら突然どこかに停めて外で煙草に火をつける、たとえ交番の前であろうとも。 禁煙しよう、などとばかげた事は考えない。どうせ出来ない、意思が弱いから。 品良く言えば「 意思薄弱 」ともいう。 煙草とひるめし、どっちを取るかとの脅迫には、煙草に決まっている。人間やめられないものは、何をどうしてもやめられない。 最近、知恵が付いてきて、いかがわしい本(エロ本)の代わりに、インターネットのスケベなサイトを印刷しだした。これもやめられない。おかげで、お小使いが助かり良い具合だ。但し、プリンターがボロいので色がいまいちエロさに欠ける。 何かに凝って変な物を収集して楽しむ事を「 おたく 」と言うらしい。世の中には、ポルシェ、フェラーリなど数台を集めている大金持ちもいるが、これもおたくだ、ぜいたくな。 海外旅行もやめられない。中毒になる。 もともと、愛妻がハイカラなお育ちで、アメリカに1ヶ月、ヨーロッパに2ヶ月など他にも、独身の時には書ききれないほど行っていた。当然の事、こちらにも影響するので困ると言えば困るものである。 まあ、ここ2年は海外は行っていないが、一人息子が昨年、単身、アメリカのノースカロライナに1ヶ月行ってきた。学業研修と言えば格好は良いが、実態はホームステイ先のおぼっちゃま達と、毎日、つり三昧。写真を見てビックリしたが、敷地が異常に広く家もおおきい。ホストマザー(いわゆるヤンキ−の母)は女医、ホストファーザー(おとっつあん)は弁護士という超インテリ家族だ。稼ぎもいい、こっちとらとは比べものにもならないそうだ。 勝った、と思ったのは車がフォードのトラックで、こちらの家庭紹介のポルシェの写真を見て、びっくりしたらしい、ヤンキ−が。 滞在中に新型の大型クルーザーを買って、それに乗って釣りをしたという。 ノースカロライナではハーレーダビットソンをよく見かけたが、不思議とスーパーカーは1台も見なかったと息子がしゃべっていた。 こんな話をしながら、自分も若い時にアメリカを見たかったと思う。今ではせいぜい、エロ写真でおっぱいを見るくらいだ。
2006年03月23日
謎の多い車 284
奈良県に赴任した時、我が家の東京のマンションから、車でひたすら走った事がある。 東名高速をひたすら名古屋まで南下して、東名阪自動車道で奈良に入った。 当時はトヨタの2000ccセダンを転がしていたが、目的地まで時速80kmで500kmを走って燃費がなんと16kmにも達した。これには驚いたが、法定速度は安全運転や、省エネにも随分良い事が証明されたものだ。 深夜の高速道路はトラック天国で、うなりをあげた大型トラックが列をなして追い越し車線を突っ走る。覆面パトカーもこれには手を出せないようだ。捕まえても高速道路上での停車は大事故の引き金になりかねないからだろう。 慣れない奈良での生活で、今も記憶に残る事がある。夜中に幹線道路に出て右折した。延々と真っ直ぐな広い道が暗闇につずいている。なぜかこの道は両側3車線の変則道路。 正面からこちらの車線を走る対向車が来た。すれ違いざまにクラクションの嵐で、???であった。 正面の赤信号で停車して、対向車がみんなこっちを向いている、3台とも並んで。 「 ・・・・ 」 、そこでやっと気がついた。 逆走である、私が。 気が動転した、なんてものではない。 とっさに交差点内で強引にUターンして、すぐさまわき道に逃げ込んだ。 この道は片側3車線、しかも、中央分離帯が同じくらいだだっぴろいときたもんだ。大きな木も植えられて、反対車線がまるで見えない。 いわゆる運転のベテランが堂々と逆走して、しかもしばらく気が付かないというお粗末さが情けない。 地理的感覚が皆無、しかも、深夜という条件が考えられない錯覚を招いた出来事である。勘違いによる見知らぬ土地での逆走は、この3年前にもあった。今日はこの辺で。
2006年03月22日
謎の多い車 283
今から10年ほど前のはなし、ある、大手中古車デイラーに車を見に行った。ズラリと並んだ中古車の中に白外装の中型セダンが目についたが、ボンネットに所々、赤や緑のスジが沢山ついている。営業社員曰く、「 ほら、綺麗なリボンがついた飾りあるでしょ、あの色がついちゃっただけです。 」そして次の言葉に笑ってしまった。「 大丈夫、しっかり整備してますから・・ 」だ。 いいねえ、ボンネット開けずに整備できて。 別の日に今度は違うデイラーで気に入った赤外装のスポーツカーの運転席に座ってみた。ふと、足元を見るとガラスの破片が2、3粒転がっている。 よく自動車事故現場で道路に散乱している、フロントガラスのそれだ。 それから中古車には目を向けなくなった。世の中、色んなだましのテクニックがあるものだ。というか、都合の悪い事をひた
隠しにする、あたかもいいように偽装する事例が溢れている。 東京湾の湾岸地域、ポルシェやフェラーリ、メルセデスを綺麗なショウルームで目立つ中古車屋があった。電話してみると、安くするから兎に角すぐ見に来てくれ、だ。口の上手さが怪しいので放っておいたら、3ヶ月もしないうちに電話が通じなくなっていた社員旅行にしては長い。 東京の、あるポルシェ販売店は、「 正規デイラーより100万円は確実に安くする 」と、鼻息が荒い。すぐ見に来てくれ、とのお決まりのお誘いに、丁重にお断りした。 すぐに来てくれ、今からお伺いします、確実に安く、絶対に儲かる、貴方だけにお教えします、この手の話は裏がある。決して口車に乗らない様に皆さんも注意が必要だ。 私が買ったポルシェの正規デイラーは、誘いの電話の一つもなかったので、こちらがしびれをきらして飛んで行ったというわけだ。敵(?)の術中にまんまとはまってしまった。 別に後悔はしていない。納車後のサービスは言う事なし。 口のうまい連中には気をつけましょう。
隠しにする、あたかもいいように偽装する事例が溢れている。 東京湾の湾岸地域、ポルシェやフェラーリ、メルセデスを綺麗なショウルームで目立つ中古車屋があった。電話してみると、安くするから兎に角すぐ見に来てくれ、だ。口の上手さが怪しいので放っておいたら、3ヶ月もしないうちに電話が通じなくなっていた社員旅行にしては長い。 東京の、あるポルシェ販売店は、「 正規デイラーより100万円は確実に安くする 」と、鼻息が荒い。すぐ見に来てくれ、とのお決まりのお誘いに、丁重にお断りした。 すぐに来てくれ、今からお伺いします、確実に安く、絶対に儲かる、貴方だけにお教えします、この手の話は裏がある。決して口車に乗らない様に皆さんも注意が必要だ。 私が買ったポルシェの正規デイラーは、誘いの電話の一つもなかったので、こちらがしびれをきらして飛んで行ったというわけだ。敵(?)の術中にまんまとはまってしまった。 別に後悔はしていない。納車後のサービスは言う事なし。 口のうまい連中には気をつけましょう。
2006年03月21日
謎の多い車 282
ポルシェ911は水冷996型になって、バルブシステムがDOHCに変わった。 元々、ポルシェのツインカムエンジンは959型までさかのぼるのだが、バルブシステムはエンジン性能と形式に大きな影響を与える。 バルブシステムの分類はカムシャフトの位置で決まるのだが、一般的なのがコルベットに代表されるOHVだ。ほかにOHC、前出のDOHCがある。 今ではDOHCエンジンが一般的になったが、15年ほど前ではハイクラス専用のエンジンであった。 OHVは構造自体が簡単な為、また、燃焼室への応用幅が大きい為色々な形の燃焼室と組み合わせる事が出来る。 OHVの短所は最高回転の限界がかなり低い事、かつ、回転の上がりが遅いので高性能スポーツカーには向かないのが一般的な考えである。この理由は、プッシュロッドがカムシャフトの高速開閉作動について行けない、結果、バルブ開閉のタイミングとピストンの上下運動が微妙にズレが生じてくるという事である。 車はミッションのギア−比が大きいほど、駆動力は大きくなる。これは、ローギア−が駆動力が一番大きいという事だ。 坂道発進などはバスでは専用のギア−比の大きいローギア−を使う。 このギア−を エマージェンシー・ローという。 エンジンで得られたトルクは伝達系統から駆動輪に伝わるのだが、トップギア−で92パーセント、他では90パーセントくらいでバックギア−は87パーセントである。100%伝われば効率がいいのだが、そうもいかないらしい。機械精度の問題も関わって来るのでこれが精一杯の伝達効率という事だ。 整備してない車はミッションやプロペラシャフトの剛性が低下しているので、トルクのロスが大きくなってしまう。過走行の車によく見られるガタがこれである。 たとえ過走行車でも、定期的に整備していれば上記のような事はないのだが、1年点検を怠ったりして車に過大な負荷が生じさせると、色々とガタが来るという事だ。 1年点検は健康診断のつもりで毎年欠かさず受けていれば、故障が発生しても大事のはならずに済む、結果、安くつくと思えば気も楽だ。 伝達効率の最後の砦がタイアである。 4年も経過したタイアはゴムが硬化して劣化している為に、粘着力が弱くなっている。 粘着力は粘着係数に車の重量をかけたもので表わされる。 よく、パリ・ダカールラリーで砂地から脱出する時に、ドライバー以外が後ろのバンパーに乗っかって駆動輪に荷重をかけている光景を目にする。伝達効率を考えた方法なのである。
2006年03月20日
謎の多い車 281
いやいやながら職場に向かう。明日はまた休日でどうも調子が狂う。バス停の手前の十字路でマジェスタとバイクが大破している。 車道には破損した両者の部品が散乱。足元のバイクの黒い飛び散った車輪カバーを足でけっとばして、横断歩道を渡った向こうに警官が現場検証をしていた。 バスに乗ってJRの駅のそばでまた事故だ。交差点にいる警官が交通整理で忙しそうだ。 マークXが右折の自動二輪と激突し、勢いあまって薬やわきのガードレールに突っ込んでいる。 「 今日は朝からみんな頑張っているぞ 」。他人の不幸を見るのは楽しいものだ、と不謹慎な事を考えながらバスを降りて、風でなぎ倒された自転車にけつまずいた。 昨日は信号待ちですぐ後ろに911がいた。ミラーで見ると年配の夫婦。 車内は随分と狭そうで、かなり人間がくっついて座らされる。小さい車体に丸いライト、背中には特大のウイングを背負っている。 930ターボらしい。あの平べったい、反り返ったリアウイングの迫力には圧倒される。 ゴロゴロというエンジン音を残して右折し、何処かへ走り去ったが久しぶりに硬派なポルシェを見た感じである。 洗練された996の流れるようなボデイも美しいが、凸凹の旧型も味わい深い印象であった。スポーツカーは見て楽しむ、音で楽しむ、結果、他人の車でも癒され目の保養に最適だ。 996の大きい車体で錯覚していたが、実はカレラの車重は993より50kgも軽量化されている。 よく、最新型からわざわざ旧車に乗り換える話を聞くが私にはあまり理解できない。ただ、この楽しみ方はポルシェだから出来る独特の世界だと思う。 とんでもなく古い、クラシックと呼ばれる車たちをピカピカに磨き、大切に乗る快感もわかる。 少し前、中央自動車道でクラシックカーの大群に出くわした。まるでタイムスリップしたかの様な印象であった。356が結構なスピードで追い抜かして消えて行ったが、不思議と廻りの車達は好意的であった。
2006年03月19日
謎の多い車 280
週末のかけての春の嵐は収まらない。あちらこちらの月極め駐車場では、車にかけたボデイカバーが強風でめくりあがり、半ば機能していない。 最近ではこのボデイカバーを使う人が減ったようで、ベンツ、BMWでも使用している人はほとんどいない。我が家ではポルシェとセットでずうっと愛用している。 その年の台風襲来で、これが無残にも車体から剥がされた。 これを期に駐車場にアンカーボルトを打ち込んで、カバーをマジックテープで止めている。以来、どんな強風が来てもめくれたりしない。 ポルシェとセットで買ったものにもう一つ重宝しているものがある。大きな毛ばたきだ。これは高価で、一本8千円を2本買った。 ボデイのほこりや小さな砂はこれでそーっと払うと綺麗になる。半年に一度は風呂の残り湯で洗剤でジャブジャブ洗うと、沢山のほこりが洗い落とされる。あとは洗濯物同様に乾かすだけだ。 IT企業の話題が新聞をにぎわしている。廃止、買収、TOB。ちまたに流行りだすと真似をするから、こっ汚い店舗を持つドンキホーテや、弁当屋や品質の悪い食材を売りつけるジャスコというスーパーマーケットまで偉そうにやっている。 このジャスコ。一度、生鮮売り場でイチゴを2パック買ったら、下段のイチゴにカビが生えて、半分腐っていた。これが今話題の上場大手スーパーのていたらく、素顔である。 そう言えば、今は倒産しかかっているダイエーでも、腐った桃を買わされた。ジャスコもダイエーと変わらないという事だ、客を見ない経営はいずれ破綻する。 IT話に戻る。数年前に東京証券取引所が上場審査の規制を緩和し、大幅にベンチャー企業をマザースに誘導した。審査のハードルが極端に下げられた為に、得体の知れぬ会社がなだれ込んだ。 そして、ITバブル崩壊。短期集中型の中規模バブルが短いタイムラグで発生しては崩壊を繰り返す。これに踊らされた一般投資家が資金を剥がされ、無一文になる。 別に投資だから「 濡れ手に泡 」もあれば、無一文もどちらもかまわない。承知のうえであろう。 問題は別にある。国策としての規制緩和、東証がITバブルを率先して誘導し、それを東証が崩壊させた事にある。 もともと、東京証券取引所の責任者連中はITを理解していないし、規制緩和の何たるか、も自覚していない。もともとが、脳みそが老化した廃人の様な東証の社長、日本の先端技術IT企業のフィールドをバブルで崩壊させた責任はここにある。 取引高が多すぎて、想定外の取引量なので・・、という子供じみた言い訳はみっともないぞ。「 機能停止 」を起こしているのは、パンクしたコンピューターではない。東証の責任者の愚かな脳みそと、時代遅れの財務大臣の幼稚な判断力である。 堀江社長? 犯罪は犯罪。しかしである、公然の場で裁かれていない犯罪者もいるのではないか・・。誰か、規制緩和をした当事者、上場を認可した人たちである。 このままだと堀江社長だけが罪を押し付けられて終わりにされてしまう。いいのか、これで。
2006年03月18日
謎の多い車 279
911が空冷エンジンと決別を決めた時、多くのポルシェファンがなげいていた。「 これで911も終わりだ 」、と。 何がどう、終わりなのかよく解らないが、空冷911の所有者がノスタルジックな気持ちでそう言わせたのかもしれぬ。 空冷も水冷も911には変わりないし、これからは空冷エンジンが伝説となって、価値が今以上に上がる事だろう。 この世にデビューしても日の目を見られずに、時代の流れに埋もれて行ったスポーツカーは多い。 Z8、959、F40、いずれもが名車。 1発屋的な限定生産モデルがいかに多いかが解る。エンツオしかり、F50、カレラGT,ベイロンなど。 消えかかった炎を復活させたポルシェはまだいい。 今日、風前のともし火が消えた。 寝台特急出雲。国鉄の寝台特急のエースとして30年あまり活躍したこの路線が廃止になった。残る兄弟は8路線。これから先が心配である。 だいたい、日頃から乗りもしない「 にわかマニア 」が、廃止と聞いて急にしんみりするこの態度。 しんみりするなら、もっと皆で乗車して頂きたかったと心底思っているのは、実はJRの方々であろう。 老朽化、燃料食い、いろいろあろうが、支持されるものは新型になっても残っていられるのであり、ポルシェがまさに良いお手本なのだ。 寝台特急と新幹線の関係は多くの人が思っている通りである。寝台特急の良さは私もしみじみ感じている。2年前に乗車したこの出雲。 できればもっと乗れば・・、と後悔の念で一杯なのだ。 さて、これから私が出来る事は、率先してこの古き特急を利用することだ。 出雲の後を追いそうな路線はあるだろう。廃止になってから悔やんでももう、遅い。 一日の乗車が80人とは、あまりにもひどいではないか。
2006年03月17日
謎の多い車 278
今日は休みをとったので本屋に行った。ビルの谷間に駐車して、猛烈な風でポルシェが揺れる。歩道にはかわいいおねーさんが、標識のポールにしがみついていた。貧乏人らしく月3万円のお小使いを握り締めてポルシェの本を購入し、帰り道にで給油する。隣のレーンには、若者が親に買ってもらった(?)ピカピカのアルファード。いつ見ても鈍重で、緩い車体がだらしない。 早速、本を開いたが、私のすきな初期型996の写真が載っていない。残念である。 記事の内容はドイツのなんとかと言う開発者がどうの、社長がこうの、と面白くない。ソファーにひっくり返って、そのまま小一時間、つい、寝てしまった。 排気タービンと可変バルブタイミングの関係につての記述は「 高回転域での出力アップと低回転域での乗りやすさ、燃費の向上に役にたっている 」とのことだが、解ったような、解らないような解説だ。メカニズムからのアプローチを期待していただけに、残念だった。6月後半に愛妻と沖縄旅行に行く計画を立てている。息子が修学旅行でいないのをいいことに、同時に本州からトンズラするつもりである。今回は離島リゾートを止めて、那覇のフェリー乗り場上のホテルを起点にして、連絡船で離島や無人島をやっつけようと思う。 石垣島や慶良間諸島の豪華リゾートには度々行っていたが、もう、飽きた。だいいち、金(かね)が高い、料理はワンパターン、リゾートの廻りは何も無い。 そろそろ、タウンステイで自由に好きなものを食べたいと思う。これを楽しみに、つまらん仕事も我慢して働くとするか。
2006年03月16日
謎の多い車 277
最近993型911を見なくなった。エンジンの調子が思わしくないのか、それとも、・・と心配である。 時々、元気なエンジン音を聴くと、「 達者でいいことだなあ、故障はいやされたに違いない。 」と安心できるのだが、ここ3ヶ月、音信不通に正直、心配でたまらない。 どこかで986Sのエンジン音を聞いていてくれているのなら、993型のエンジンも快調であるならそれにこしたことはない。 プログとは、執筆者が勝って気ままにグーたらな文章を書き散らかす。一見、自分勝手と思われがちなこの媒体も、実は、読んで下さる多くの方の存在で維持して行けるものである。つまり、読み手なしには書き手は存在しないという事である。 読み手からの大いなる励ましや、楽しい意見交換こそが、書き手のエネルギーになるのは間違いの無い事である。 一人の方の存在が無くなった時、それは書き手の心にとても寂しい思いを植え付ける。 長いコメントは控えて頂いてもかまわない。でも、時々は、993型の誇らしげなエンジン音を聞かせてほしい。空冷型911、あなたの存在は大きいのだから。
謎の多い車 276
フェラーリの所有者はその車の何たるか、を知っている。アクセルの踏み込み、ブレーキの感覚、ボデイが受ける振動やハンドルの切れ味など、操縦した事があれば説明はたやすい。 操縦経験が無いとその車を説明できない、結果、「 格好いい、すばらしい、理性に捕らわれない走り、 」などと言う抽象的な表現に終始する。これでは何を言いたいのか解らないし相手にも上手く伝わらない。 他人に、相手に何かを説明する場合に抽象的な、大雑把な表現をしても、思う様にそれが伝わらない。 例えばの話、「 社会人としての自覚を持ちなさい 」 とか、「 公務員の自覚 」、「 受験生の自覚 」、挙句の果てには「 新成人の自覚 」などと説教するのだが、説教される方は「 自覚?・・ 」 なんやそれ、持って来て見せてみな、となる。 物事、具体的に言わないと相手を説得することはまず、出来ない。抽象的なカッコつけた物の言い方は、言うだけ無駄。 言っている言葉に自分が酔っている場合も多いものだ。 996ターボのアクセル・オンでも後輪はスライドしない、なぜだ。バリオカムは排気タービンとどう関係するのか? 知りたい事は山ほどあるが、誰に聞いても答えは返ってこない。 社会人としての自覚? そんなもん、何所かに売っているんなら、何所に売っているのか教えてほしい。如何するのか、って? 自分で買うんですよ。 職場にも無料で配布しますけどね。 BMWのバルブトロニックは3シリーズには有効だ。気筒数が4つと少ないから効果が増幅されるのだが、6,8と増えるにしたがって想定した効果が期待出来なくなる。なぜだ。 部品点数が多くなり、それにつれてエンジン単体、結果、車のトータル重量が物凄く重くなってしまうからである。可変バルブタイミング機構は全てに万能ではない。せいぜい6気筒が効果と損失のバランスで考えると限界かもしれぬ。
2006年03月15日
謎の多い車 275
ポルシェのいろんなモデルを紹介する記事を読んでも、どこか浮世離れした刹那さが残る。右から左へお金を融通出来る身分ならともかく、めっぽう高い買い物に憧れるのが精一杯というところだ。 給料日には財布は2千円だけ。帰って愛妻から月のお小使い3万円をもらうのが楽しみなのだが、一万円札がくっついて4万円を頂いた。 結局バレて没収、差し押さえを食った。 1500円、と高価な996型の特集本を買えると思うと嬉しいものだ。996は空冷993型のクランクケースを使用しているので、純粋な水冷と言うよりは空冷との技術の調和が存在する。面白そうだ。 ボクスターもシートから前のボデイとサスペンションを996型911と共有して開発された。この経緯もこの本に書いてあるかもしれない。 今日はキャンギャルの雰囲気でやることを忘れていた、っていうかあ、あたしちょっと足りないしい、字だってうまく書けないのよねえ。(ほんとかよ。) バカバカしいからもうやめた。アルファロメオ・スパイダーがフルモデルチェンジをしたらしい。なんか、スタイリングに無理がある感じ、というか、先代のシャーシを未練たらしく引きずっていそうな雰囲気であった。 ついでにジャガーも変わったが、こちらもそのまんまアストンマーチンに見えてしまう。最近思うのだが、ロータス・エクシージが運動性能で好評価されている理由は、エンジン出力と車重のバランスにあるのだろう。エンジン自体はトヨタの平凡なもので、1800ccしかないのだからとりたてて褒められた物では無いのだが・・。1トンを切る車体にこれくらいのエンジンが丁度良いと言う結論。もし、3000ccでも載せようものなら、恐ろしい車になってしまうだろう。ミッドシップのバランスが台無しである。ロータスは車つくりをよく心得ている。
2006年03月14日
謎の多い車 274
いつものちんけな昼弁当を食べて昼休みも終わり1階に降りたところで、入り口の自動ドア−に敷いてあるダスキンマットの上で、あわてて入って来たおねえさんが、見事にすっころんだ。 なまめかしい張りのあるふとももがチラリとあらわになり、午後の仕事を、がぜん張り切ってしまった。 いつ見てもすらりと伸びた足はそそる。 絵文字はちゃんと機能している。 前方に走るビッツがのろい。がら空きだが対向車が多くて追い越し出来ないが、ゆるいコーナーを廻った処にネズミ捕りのレーダーだ。ビッツとポルシェは涼しい顔で張り込み中の警察車両を行きすぎた。危なかった。先日、公安委員会からSDカードが届いたばかりだが、危うくパーになるところであった。 いよいよ駐車違反の取締りが民営化される。今日の求人広告に警備会社が取り締まり員を募集している。恐らく応募が殺到するだろう。 ドイツ本国ではいよいよ、旗艦、ポルシェターボが発売される。日本でも少し先には予約を受け付けるが、1ヶ月で完売となる、実車もみないで。 この先、911の台数は増えないらしい。車種ではカイエン、ケイマンシリーズを増産する。 ポルシェ全体でも10万台以上は生産しない方針だ。希少性がなくなる、品質に悪影響を及ぼす、ブランドに傷がつくのが理由なのかもしれない。 話は前後するが、駐車違反の取締りに公用車は適用されない。正確に言えば取り締まりを免れる事が出来る。なぜだ。公務に使用しているからだ。公務の執行中はやむを得ぬ駐車はしかたがないのだ。 公用車と言っても大臣が乗るセンチュリーやベンツから、市役所のカローラ・ライトバンまで様々だ。 こんな、一見ただの白い公用車が全国に数万台は走っている。 別にこれが悪いとは言っていない。 もともと、公用車はマナーを守り、必要最低限の使用が原則である。 自ら、対向車の右折を優先させる為に道をゆずり、アイドリングは禁止、法定速度は厳守が当たり前である。洗車だってしない。まあ、そんな車を運転する人はストレスがたまる事だろうに。 仕事にストレスはつきものだ。これをうまくコントロールして楽しく人生を送りたい。 ポルシェのオーナーは恵まれていると思う。自分がいかに他人よりポルシェで良い思いをしているか、自分では解らない、だから今度はフェラーリに憧れる。欲深いヤツだと言われればその通りだが、そんなものだ人生は。 でも、別に、買うわけじゃありませんから。
2006年03月13日
謎の多い車 273
帰りの路線バスは満員だった。先発予定のバスがどこかで渋滞につかまり駅に到着できず、2台分の乗客を詰め込んだ為だ。 RR方式のバス、坂道発進でグッっ、とリアーを沈めながらも「 ゴオオン、オン 」と轟音を発して勇ましく発進する。50人乗りのポルシェである。 バスの乗り心地は剛性感が高く、ゆえにガタピシ、うるさい。今日の運転手は優しいアナウンスで 「 お気を付けてお帰りください 」と言う割には、すごいスピードでバスは終点をめざす。立っているばあさんはよろけるは、座って眠る勉強してそうもない高校生は、まんが本を床に落とすわで、運転手の品のある運転技術に脱帽だである。 今日のプログにシーサーが用意した絵文字が出ているので、文章の内容を考えて入れているのだが、マークではなく変な数字が原稿に記載される。これでいいのか大いに不安であるが。 フィアットグループの一員、マセラッテイの評判は悪い。故障が多いらしい。イタリアを代表するコングロマリットのくせに、業績は赤字である。母体企業が赤字だから傘下企業も右へならえ、でアルファロメオも言わずと知れたていたらくと言うわけだ。ここで、絵文字。 終わってみれば、キャンギャルのくるくるぱーのプログになっている可能性はある。 一軒おいた隣のジャガーSタイプは購入して6年になるが、洗車を重ねるうちに知らない間に外観がリンカーンになってしまった。 さすが、アメ車の車台で造っただけあるなあ、冗談だが・・。もしそうなるのなら、ボルボも5回洗車したらリンカーンに変身するのだろう。アテンザだったりして。 ちょっとまてよ、だとしたら、ボクスターは550スパイダーになるってこと? それはかんべんだなあ。