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左から、ビュワレットの眞鍋マリオ社長と楽天の三木谷浩史社長
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楽天とビュワレットは10日、共同マーケティングの分野にて業務提携を行なうと発表した。第1弾事業として、電子マネー「Edy」を使用すると「楽天スーパーポイント」が貯まるサービスを2008年夏を目途に開始する。
楽天スーパーポイントは、1ポイント1円単位で、楽天市場や楽天トラベルといった楽天の各種サービスの支払いに利用できる。リアル店舗の支払いでEdyを使用し、貯めた楽天スーパーポイントをネット上のサービスで利用することで“ネットとリアルの融合”を目指す。
楽天では、携帯電話向けの専用アプリケーション「楽天アプリ(仮称)」を2008年夏頃に無償提供する。対応キャリアはNTTドコモ。ユーザーは、楽天アプリを「おサイフケータイ」にダウンロードし、携帯端末でEdy決済をすることにより、楽天スーパーポイントが付与される。
楽天の三木谷浩史代表取締役会長兼社長は、「楽天市場の成功要因の1つに、楽天スーパーポイントの発行がある。これまで、クレジットカード会社や航空会社など、あらゆる業者とのアライアンスを展開してきた。弊社が提供するサービス群は“楽天経済圏”というコンセプトで展開しており、ビュワレットとの提携はそれを推し進めるもの」とコメントした。
また、今回の提携理由については、「楽天会員とEdy加盟店の地域分布がほぼ一致しており、マーケティングの共同展開において高いシナジーが期待できる」と説明。「楽天スーパーポイントとEdyによって、会員還流を両社で作っていきたい」とした。このほか、「楽天KCでのクレジットに加え、電子マネーとの連携により、楽天会員の少額決済消費にも関わることで、60兆円あるという小額決済市場にも参入できる」との考えを示した。
一方、ビュワレットの眞鍋マリオ代表取締役社長は、現在70,000店以上というEdy対応店舗の状況などを説明し、「2006年までは、加盟店拡大による決済サービスの普及に努めていたが、2007年からは電子マネーならではのサービスを展開し、新たなステージへ進む」とコメント。「現金では実現されない、新しい生活スタイルをネットとリアルの融合によって可能にする」とした。なお、現在のところポイント交換ではなく、「楽天スーパーポイントを貯める場所が1つ増えたと思ってほしい」と述べた。
楽天によれば、ビュワレットとの提携は独占的なものではなく、「会員サービスの向上に繋がれば、他の電子マネーへの対応も検討する」という。さらに、楽天アプリの提供によって、「3,000万人の楽天会員をケータイ会員化できる」とし、携帯電話ならではの新たなサービスも今後模索する。このほか、楽天アプリは当初、NTTドコモ端末向けに提供されるが、ユーザーの反応を見て、auやソフトバンクにも対応していくという。
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両社の強みを生かしたネットとリアルの融合を目指す
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Edy加盟店と楽天会員の地域分布グラフ
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ケータイポイントサービスの概要
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ケータイポイントサービスの狙い
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.rakuten.co.jp/info/release/2007/1210.html
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( 野津 誠 )
2007/12/10 18:10
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