2007年12月08日

謎の多い車  物の有効利用

             ????我が家ではこの冬を迎える時期になると、 庭の剪定枝の処分にいつも困る。  以前は庭で焼却していたのだが、 環境に悪いという観点から可燃ごみと一緒にゴミとして出している。  毎年枝を伸ばす梅やスモモや柿は剪定しないで放っておくとどんどん木が大きくなって管理が出来ない。 なった果実の収穫が出来ないと言う事だ。                                                                 
梅は花芽が固まった今の時期に今年伸びた緑色の長い枝を切る。 柿は収穫した時の枝、 すももは梅と同様だが、 これの切り枝が膨大な量になる。 そこで考えたのが暖房と剪定枝の処分を兼ねた室内暖炉の設置である。 ダイニングに使っていない小さな換気扇があるのでそれを取り外して暖炉の煙突を外に出す。 暖炉から得られる暖房はエアコンと違って遠赤外線効果があるらしく、 暖房が長持ちするという。  灯油価格が青天井の今の状況に、 代替施設に暖炉がピッタリだと考えた。  本来捨てていたものを焼却して灯油の代替エネルギーにするという、物の有効活用は経済的にもよろしい。
                                             
腕時計を収集していたが、 いろいろと試してみて、結局はセイコーのダイバーズウオッチに落ち着いた。 高価なブランド時計は日常の勤務には支障はないのだが、 休日のレジャーで海水などの浸かる環境では使えない。 本皮製のベルト時計は手洗いにも神経使うくらいだから実用的だはなさそうだ。  クオーツは電池が切れる度に時計屋で電池交換をしなければいけない。  その点、自動巻きは使う時にゼンマイを巻けばいい。 はめていれば常に巻いているのも良いし、 1日くらい置いておいても止まらない。  結局は水に強くて止まる心配のないお洒落な自動巻きダイバーズが日頃の愛用時計になった。 
                                      
セイコーの物つくりの技術はかなりのもので、 機能性は勿論の事、 金属の切削や研磨仕上げがとても丁寧である。 ヘアーライン仕上げも光沢仕上げも金属の重厚感を損なわない完成度。  重量は重く厚みもあるので見た目の重厚感がなかなか良い。   とても2万円の時計には見えない高級感もかなりの魅力である。 
                                   
年末恒例の洗車の時期に限ってワックスは切れるは、 エンジンクリーナーはもう底をつきそうである。  液体ワックスは買った時はサラサラなのだが、 半年もすると揮発成分が蒸発して、 ドロリとして底に溜まって出てこなくなった。 だから施工性は極めて悪くなった。 それが1本1800円もするから困ったものである。   やはり液体というのは使用量が多くて長持ちしないという結論だが、それなりの効果は期待できる。 ではでは。 
                                
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2007年12月07日

謎の多い車  黒い物体

              ????朝、風邪気味の息子を柏の葉キャンパス駅まで送って行く途中、 若柴交差点が大渋滞であった。  仕方なく公設市場の場内に入って突っ切る作戦を実行したのだが、 前方を車台に積まれて曳航される真っ黒な酸素魚雷2本が横切った。  駆逐艦用の短魚雷かと思ったのだが、 後ろの席で息子は 「 うわっ、 まぐろだ・・ 」、と。 真っ黒いでっかい魚雷の正体は紛れもない、くろまぐろであった。  市場の中は白菜の束や大根を積んだフォークリフトが縦横無尽に走り回っている。  朝から活気があるものだ。                                               
駅前はマンション建築現場に材料を納入する大型トラックで道路は満杯だ。 交差点から駅前までトラックが片側1車線がびっしり止まって、 現場への納入順番を待っている。 おかげで国道16号から駅を目指す路線バスが右折出来ないで困っていた。  高層マンションが同時に2棟も建築しているのだが、 モデルルームを見るとどれもこれもが材料費をとことんケチった安物ばかりだ。 合板を張り合わせた軽くて薄っぺらな建具、 大理石ふう、のシステムキッチンは人造大理石という大量生産の安物だ。 床板は合板張り合わせ、 幅木も木製ふうプラスチックで、 どれをとっても 「 バーゲン安物 」 価格である。   やたらはっきりした風合いが一層安普請に見せるのだが、 こんなマンションに喜んでローンを払い続ける若者も可哀想である。  3千万円代から8千万円代という高飛車な価格設定は、 マンション業者のぼろ儲けだ。   はっきり言って価格ほどの価値はない。 適正価格は良くても2千万円だ。  住居が3階だろうと30階だろうと関係は全く無い。  そんないい加減な買い物の最右翼が新築マンションである。  素人は喜んで買うのだが、 実は8千万円の価値の根拠はどこにもない。 
                                        
昼になって国道6号をポルシェで走っていたら、 後方から真っ黒い物体が接近してきた。  デカいマスクに高い車高。 バックミラーごしに、みるみる拡大された黒い物体は、 周囲のミニバンを蹴散らしてポルシェのすぐ後方についた。  不細工な格好はVW・トウアレグ。  この程度の車は流行にのった雑魚だから 「 関係ねえな 」 と無視して走っていたら、 後方ピッタリついた真っ黒いトウアレグがいきなり右車線に出てポルシェに並びかけて、 ポルシェが抜かされた。  
                                                                 
まずいわな、こんな状況では。 周囲にしめしがつかないということだ。  VWあたりに目くじらたててもしょうがないのだが、 ここは教育的指導をトウアレグに与えなければ後方を走るアルファードも納得しないんじゃないかな。  シフトダウンするまでもなく、 5速70キロからちょっとアクセルを踏んだら、 勝手に4速にシフトダウンされて、 韋駄天の如く黒い物体を瞬時に追い抜いて、そのまま行ったっきりで誰もついてこれない。 まあ、 ほんのお遊びということで、 2速までギアーを落として猛烈な高周波を国道に撒き散らしながら、 急速なエンジンブレーキで次の信号で停車した。 
                                         
そんなお遊びに触発されたのか、 今度はまっ黄色のRX-7が後方に待機している。  RX-7はマツダが庶民に贈るバリバリのスポーツカーだ。 形格好もレーシングカー並の低い車体で、 その割りに911並に屋根のタッパがあるので意外に居住性は良い。  ヘッドクリアランスは十分だから運転姿勢があまり犠牲にされないのは、この車の長所である。  しっかりと確保される車内空間は、狭いスポーツカーこそ必要なのだ。 そうでなければ高性能なスポーツカーを安心して運転することはできない。  その点ではNSXよりRX-7のほうがまともであろう。  そんなRX-7の室内はそれでも低くて窓が小さいので閉塞感や圧迫感が感じられるのはいたしかたない。 
                                                  
黒い物体は雑魚であったが、 今度の黄色は相手がちがう。 シーケンシャル・ツインターボのRX-7、 気合をいれて初速から全開走行でもセブンのタービン過給にどこまで持ちこたえる事が出来るか正直、自然吸気のボクスターでは勝ち目はないだろう。  出来るだけ初速でリードを奪えば、セブンの操縦者は諦めてくれるかもしれないとも思う。 全ては2速全開にかかっている。 
                                            
信号が青に変わり、 一気に2速で弾丸のようにポルシェは突っ走る。 80、90、110とデジタルメーターがスピードを刻んでゆくと思う、 実際は回転計の赤い針しか見てはいない。 6000、6500、そこで3速にシフトした時にはまっ黄色のRX-7がポルシェのケツを捉えにかかった。  
                                                
並んだ、思ってセブンの操縦席をちらっとみたら、 なんと若い女の子である。  あーっ、 もういいや。  レデイファーストで行こうと思ったらセブンはポルシェを抜かないで、 なぜか急減速してすぐ後ろに車線を変更している。  ほどなく次の赤信号で停車してバックミラーで後方のまっ黄色のRX−7を見てみたら、 ロングヘアーの女の子。  それから真っ赤なポルシェとまっ黄色なRX-7は適度な速度でしばらく並んで走った。  
                                                  
黄色いセブンはその先で国道を右折して手賀沼方面に走り去って行った。  右折してゆくピッカピかのセブンの後方車体はノーマルの小さめのウイングで、 改造は一切していない。  まれに見るノーマル車体のマツダの黄色い勇姿。 この車のふところの深さにただただ脱帽であった。    敵に塩を送るこの車の実力はやはりすごいものがある。  小さくなって走り去る黄色い車体に敬意を表し、 どうか安全に、と。  さらばRX-7、 この黄色い車体は間違いなく世界一なのだ。 
 
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2007年12月06日

謎の多い車  快速アーバン

              ????来年正月に草津温泉に行くために、 特急列車の指定券をとりに行った。  上野発の特急・草津。  高崎、渋川を経由して吾妻線に入り、 終点長野原草津口駅で降車する。                                   
特急・草津は丸目4灯の在来特急で、 古い車体が何とも味気無い。 愛妻はこれが 「 だいっきらいよ 」 らしく、 サンダーバードに乗りたいわ、と言っている。 上野からでは無理である。  特急草津と同じ車体はJR東海道・伊東線を走る特急踊り子なのだが、 どう言う訳か踊り子は許せるという。  その訳は、 「 やっぱり踊り子号さんは、海が見える景色の良いところを走るからすきよ、 それに比べて特急草津は暗ーい山の中でしょ、 やーよ、」。  我がままである。 
                                                              
へたれ特急は乗りたくない、 でも、草津には行きたい、 こまったなあー、と考えて、1つの電車が思い立った。 「 快速アーバン 」。 特急草津より30分早く上野駅を出発して、 終点高崎駅まで後発特急に抜かれないという、特急並のハイスピード快速だ。 この快速電車は停車駅の数は特急とほぼ同じ。    高崎駅までは4駅ほど多く停車するのだが、 終点までの特急との時間差は15分しか縮まらない。  つまり特急草津には抜かれないで行けるという事だ。 いいんじゃないの、これ、しかもグリーン車両だから座席もゆったりとして豪華だろう。 レカロの薄っぺらい座席とは訳が違う。  リクライニングに柔らかいシートに肘掛けに足元にはステップまで装備されている。 高級感満点のグリーン車はやはりいつ乗っても気分が良い。
                                                               
さっそくこのスーパー快速の写真を愛妻に見せたら、「 新しくはなさそうね、 でも2階建て車両がいいわあー、 のるならグリーン車の2階席がいいわね、アーバンさん 」。 と、許可が下りた。  そのような訳で北柏駅に行ってJRの窓口の駅員に 「 快速アーバン 」 のグリーン座席券をください、と言ったら笑われた。    「 お客さん、 快速アーバンは高崎線ですから常磐線の駅には来たくても来れないから切符は売っておりません、 はい 」だと。  くやしかったら来てみろよ。  
                                                       
終点高崎駅からは後発の特急草津の自由席に仕方なく乗る。 どうせ満席だろうが1時間もすれば草津駅に到着するのでかまへんで。 ぼろい特急よりスーパー快速の豪華車両が良いのである。 帰りはそれこそへき地始発なので特急草津に乗る他はない。 途中、高崎駅で上越新幹線に乗り換えるのも面倒だから、 帰りは特急草津32号上野行きの指定券をとった。  今日から特急指定券の発売なのだが、 検索してすでに1車両は満席でほかの車両もかなり座席が埋まっていた。 危ないあぶない。 のんきに構えていたらボロい特急でも乗れなくなってしまうところである。  ちなみに自由席というテもあるのだが、 我れ先と席を取りあう戦闘めいた行動は疲れるからいやだ。 
                                        
快速アーバンは朝方の上野発2本しか運転されない。 似たような車両に小田原駅発の長距離特別快速があるのだが、 環状線を新宿廻りで赤羽から高崎線に入るので乗れない。  快速アーバンの良さの1つは2階建ての2階席の眺めが良いことだと愛妻は言っている。 ?L?X?}?[?N「  ジュネーブからケルンまで乗った電車、 思い出すわね。 今度ぱぱも連れて行ってあげるわね 」だと。 なにそれ。 なんでそんな電車に乗ったことあるのかなあー・・、 だれと乗ったのか聞いてみよーっと。 
  
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2007年12月05日

謎の多い車  パッケージングの優劣

              ????自動車ではパッケージングの優劣を何で判断するのだろうか。 例えばエンジンレイアウト、 座席の位置、 燃料タンクをどこに配置するか、といった要素であろうか。  大きくて重量物のエンジンやトランスミッションをあの限られたスペースのどこに配置するかで、 その車の運動性がほぼ決まってしまう。                                            
運動性をスポイルする重量物は、 車のパッケージングでも重要な問題になる。 一般的な車はFFかFRだ。 エンジンはボデイのいちばん前に配置される。 この利点は何かと言えば、 乗員スペースを広くとれると言う事で、 居住性に優れている。 マツダのRX-8はエンジンはフロントに置きながらも、 出来る限り車体中央部に設置しようと努力している。  これは車の運動性に有利になる為に策であり、 スポーツカーがとる当たり前の方法であろう。
                                            
FFがあればFRがある。 そしてめったにお目にかかれないミッドシップや、 もはや911だけになったRRがある。  世の中の大勢はFFとFRでそれこそ99%をしめるのではなかろうか。  全メーカーのモデル数に占めるRRとミッドシップの割合はそれほどに少ないということだ。 
                                                        
FFは居住性を優先したファミリーカーで採用されて、 FRはリアーのタイアの駆動での運動性を追及したスポーテイモデルに採用される。 RRはもはやポルシェを語る上での一番のパッケージングである。 重量物と駆動輪が同一線上に存在するという、 エネルギー伝達効率が恐ろしく良い911は、実はRRパッケージングによるものだ。  後輪に強大なエンジン出力を伝えてアスファルトを引っ掻き回すレスポンスの塊りが911の持ち味であろう。 
                                               
RR駆動もパッケージングではミッドシップには敵わない。 何でだろうか・・。 エンジン位置を見れば一目瞭然だ。  重量物が乗員とともに車体中央に配置されたパッケージング。  それこそが重量バランスが最高であるというあかしである。 その代表がF430などのミッドシップフェラーリだ。   
                                            
パッケージングは何も重量物の前後位置だけではない。 むしろ重心が上か下かの影響のほうが安定性を左右するだろう。 エンジンを車体深く潜り込ませるエンジン配置は、 ボクスターが手本になる。  この車のエンジン位置は尋常ではない。 タイアの中心部の、 ボデイの一番低い位置にエンジンを配置する。 地面にへばりつくような位置に、 隠された核弾頭のように不気味に配置されるボクスターのパッケージングは、 スポーツカーの最大の手本である。 
                                       
車を見るときには、是非ともエンジンの位置、 それもどの位低い位置に隠されているかを確かめたい。  ボクスターの価値は、じつはパッケージングにあるといっても過言ではなかろう。  それほど優れた車である。
  
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2007年12月04日

謎の多い車  嫌いな番組

             ????わたしの観るTV番組は限られている。 ほとんどがNHKで、 一日中、 観ていなくてもとりあえずNHKをつけていれば安心出来るたちだ。  そんなNHKでも観る番組はニュースが主体で、 時々、ドキュメンタリー特集でお気に入りの分野があれば観る。 民放では決まって観ているのはガイアの夜明け、だ。 同じTV朝日系列でもカンブリア宮殿、や、ソロモン流は、 とり上げられる人物が例外なく軽薄だから観ない。                                                                
今年も大嫌いな番組の放映される時期がやってくる。  この番組だけは 「 受信料かえせよ 」 と、NHKに抗議したい。  軽薄、ではなく、紅白歌合戦。  そんなナツメロ特集番組の出演者が発表されて、 化石化したかつての歌手、 寺尾聡がゾンビのごとく再登場している。 容貌が何とも不快。 この時代遅れの歌番組が高視聴率を稼ぐというのだから、 不思議でならない。 面白い事に、 民放の裏番組も例外なくシケた軽薄な番組だ。  大晦日にTVをつければこんな惨状に、 観る番組は見当たらない。  そんな時は1年間の思い出の写真を見たりして愛妻と過ごす。  
                                                   
昔はカーグラフィック・TVなる番組をよく観ていた。 イギリスの年代ものやイタリアの、お世辞にも格好よいとはいえないロータスエランなどの特集をやっていた。  わたしは怖いもの観たさでこの番組を観ていたのだが、 この本に付いていた911のDVDは面白かった。  997とカレラSが箱根スカイラインを走るのを撮影したDVDである。  この雑誌の編集長ですら911の感想は的を得ないものに終始せざるをえないのは、プロ? として恥ずかしい話であろう。  やはり雑誌社なんてこの程度のただのインプレしか多くのファンに伝えられないという、なんとも無力な存在だ。 初心者が観れば一応はだませるだろうが、 これにお金を払うというのは、 正直、酷であろう。  内容がないということだ。
                                                             
電車はTVの立派な番組になれるのだが、こと、自動車にいたっては番組にはなり切れないのはなぜだろう。 自動車が主役の番組といったらF1くらいしか思いつかない。 激走GTという番組もあるのだが、 どこかの国産メーカーの宣伝の臭いがプンプンしていて観るに耐えない。 トヨタのテストドライバーの脇阪寿一はわたしは好きであるが、 彼の的を得たコメント以外は興味がない。  わたしは改造車が嫌いなので、 GT選手権の自動車は暴走族の改造車と同じ視点で見てしまう。  そんなある意味幼稚な番組をレクサスISの宣伝文句に使うレクサスの営業マンの軽薄さはもっと嫌いである。 しょせんレクサスもGT選手権程度の軽薄なくるまということだ。
                                                     
自動車がTV番組になれない理由、 それは自動車がもはや世間の憧れから遠く消え去った、単なる消費財としての価値しかないと言う事だろう。  もはや自動車にはほとんどの人が夢を与えてもらえないという現実がそこにある。  それは自動車の無個性化という後退した進化の慣れの果てである。 
 
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2007年12月03日

謎の多い車  もう一つのリサイクル

            ????資源の有効活用を目指してリサイクル活動が活発なのがアルミやステイル、銅などの金属だ。  ものの10年から15年で廃車にされる自動車はこの貴重な金属を多くパーツとして用いている。 分類別の金属の取り出しは今や常識であり、アルミのリサイクル率はほぼ100%になっている。                                                       
建築解体から大量にでる木片なども専用のリサイクルプラントでエチルアルコールにリサイクルされている。    まだ処理規模が小さい為にインフラ活用にまでは至っていないのだが、 将来的なゴミの減少に効果があると期待されている。 生物化学処理でのリサイクルの代表が水である。 各種排水、 家庭から排出される汚水や工場排水などは、 有機栄養分を分解する特殊な微生物で分解されて浄化され、再度工業用水にリサイクルされる。  水の汚染は多くの場合、 富栄養化などが原因だ。 密閉環境に農業肥料などの高密度栄養物が流入し、水質を悪化させる。  近頃の湖沼の汚染の大部分はこれが原因になっているのだが、 家庭から垂れ流しの排水にも大きな原因がある。 その為、下水道を完備したり浄水場を建設する。 下水の敷かれていない人口過疎地などでは、 各家庭に浄化槽の設置を義務ずけて家庭からの雑排水や汚水の河川への流入を防いでいる。
                                                       
今や産業全体がリサイクル前提でなければ成り立たなくなってきた。 以上のように生物化学的環境改善からのリサイクルや、 産業資源的金属回収、 第二次産業主導型燃料精製リサイクルが主導的である。  その中で、 どうにも厄介な産業副産物がある。   それがコンクリートだ。 この無味乾燥な物質、 ビル解体などで大量に排出される白いセメントの塊りが、 どのようにリサイクル出来るのだろうか私たちは知らない。 
                                                      
コンクリートはビルや道路や橋などの建築構造物で幅広く使われている。  地球上で最も消費されているのは水なのだが、 コンクリートは水の次に消費されている第二位の物質だ。  我が国の場合で見れば、 日本の物質投入量は年間20億トン程度で、 その四分の一がコンクリートである。  それほど大量なコンクリートが一年間に建築物として投入されているのが現実だ。 
                                            
数十年前の高度経済成長期に建てられたビルや橋などの建築物が2010年から2030年にかけて一斉に寿命を迎える。 この時に解体されたビルから大量に排出されるコンクリートの行く先はどこだろうか。  21世紀に入って老朽化しだしたビルがたくさん解体されている。 膨大な量の廃棄コンクリートの行く先は海中投機、 などではないから安心してよい。  コンクリートの行き先は全て100%、道路建設の路盤材にリサイクルされている。 あの真っ白い粉にまみれたコンクリートはピンポン玉より少し小さい大きさに破砕されて、 道路の基礎部分としてアスファルトの下に敷かれる。 その名も再生路盤材。  道路建設という産業発展の陰の立役者は、 実は40年、50年も前の老朽化した建築物の廃材であった。 
                                                     
もう一つのリサイクル。 現在着工中の高層オフィイス群は、 50年後には新しい道路建設や都市計画や再度、建築物になって未来の日本を支えていることだろう。  嫌われ者の廃棄コンクリート。 実はリサイクル率100%の優等生であった。 意外である。 
  
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2007年12月02日

謎の多い車  ボクスターの内装

             ????今日は天気が良いので内装に掃除機をかけた。 年末までにどのみち大掃除をしなければならないので、 前倒しで掃除をした。 いつも思うのだが、 暮れになると何で掃除をしなければ気がすまないのだろうか。  1年の汚れを落とすすす払いが家庭の習慣にも影響している。 気分的にも車を綺麗にして正月を迎えた方が落ち着くみたいだ。                                                                
幌を降ろして窓を下げて国道16号を突っ走る。 風の巻き込みで室内のほこりが巻き上がって飛んで行った。 天然の掃除機のおかげで少しは綺麗になった気がする。 帰ってリビングに置いてあったデカい掃除機でポルシェの床のカーペットや座席を掃除した。  ボクスターの内装は特にお金がかかっている訳でもなさそうだ。 座席の下を覗き込んだら、 そこにはカーペットは敷いていない。 だから配線が丸見えであった。  ケチって座席の下はカーペットを省略したのか、 配線コネクター類の交換に便利なように、など、 何かの意味であろうか解らない。 
                           
運転席の奥、 ハンドルの下の足元よこもカーペットが省略されている。 ここもハンドルやダッシュボードの中から引き回してある配線が集中して通るところだ。  リアーのトランクもしっかりとカーペットが敷いてあるが、 隅はストップランプのカバーの内側が丸見えである。  そんなところを覗き込むのはオーナーくらいだろう。 別にどおと言うことは無い。 それなりの内装であろうか。 カーペットの質は良い。  他の輸入車と比べても特段に劣る内装ではない。 スポーツカーとしては十分な豪華さが感じられた。 
                                            
メルセデスの内装はすごいと思った、Eクラス。 売値の8割が内装に使われているような高価な印象で、 薄暗い中での車内は新宿のピンサロだ。 つやのありすぎる木目調パネルの質感は、 ピンサロのボーイが持ってくるオシボリを載せるお盆と似ている。   どこかクラウンと似ているようにも見えるのだが、 ドイツのものずくりの頂点? は中級国産車と同じレベルとは情けない。 
                                       
Eクラスのボンネットを開けるともったいぶった様に、 プラスチックの豪華そうに見えるカバーだけが見える。  真ん中には光り輝くベンツのマークがあるのだが、 成金はこれだを見せられただけで購入を決断するのかもしれない。 見えないエンジンに立派なカバー。 逆じゃないか・・?  エンジンを丸裸で見せ付けるカレラGTやF430は、スポーツカーのあかしだ。  いちばん見て欲しいのがエンジンというのがスポーツカーらしくて好感が持てる。  アルファロメオの6本の光り輝く吸気管を磨くのが最高の幸せという女性オーナーの話を読んだ事がある。 少し曲がりのある手ごろな太さの吸気管を握ってこすって、 「 ああー、し・あ・わ・せ・・」 と。 いいんだよ、これでいいんだよ。
                                                               
車に何を求めるか。 内装の豪華さか、 惚れ惚れする排気音なのか、 静かさゆったり感か、 猛烈な加速感か。 それぞれのこだわりでいちばん自分にあった自動車を選べば幸せになれるのだろう。 どうせなら、 上記の全てをかね揃えた車があれば最高かもしれない。 
                                                                         
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2007年12月01日

謎の多い車  よくわからない車

               ????近所に紅葉が綺麗な寺があるので愛妻と行ってきた。 帰りにジーパン屋に寄って厚めのスエットを買って店の駐車場に戻ったら、 アコードがポルシェの横にバックで駐車しようとしている。 運転席には還暦を過ぎた頃のじじい。 斜めになった車をそのまま真っ直ぐバックで入れている。 なんでハンドルを斬らないんだよ、 後ろがあと5cmでぶつかるぞー。  バックで駐車も出来ないよく解らない車にハラハラさせられた。                                                      
還暦にじじいは、さすがにぶつかるのを予想したのか、 諦めてギアーをローに入れなおして10mも前に出て、 ポルシェが出るのを待っていた。  男のくせにだらしないやつだ。 じじいはなるたけポルシェから離れてこちらを見ている。 おじけずいた模様である。
                                                              
駅前通りで渋滞待ちをしていたら、 後ろから大音量の軍歌が聞こえてきた。 加藤隼戦闘隊、勇ましい良い歌だ。 隣りで愛妻?L?X?}?[?Nが感心して 「 暴力団にしては珍しく音が割れていないわね、 ああゆうのって、いつもバカ丸出しの大音量だから聴くに耐えないのよ。 今日のは聴いていられるわね 」。  そうゆう問題なんだー・・・・。
                                                           
ぼうりょくだん ( 右翼 )の街宣車はパジェロミニだった。 つや消しの国防色の車体にでっかい日章旗を3本もはためかせている。 どう見ても旗が走っている様にしか見えんぞ、え?、 格好最悪だなあ。 もっとでっかい車にすればいいのに。 きっと貧乏なのだろう、かわいそうに・・・。  大音量でも割れていない音楽を聴かせてくれる街宣車は、 予想通りに反対車線に出て強引に左折して何処かへ消えた。  なぜか後ろのウインドウに 「 Appi 」 というステッカーに、 よくわからないなあー。 右翼もスケボーやるんだ・・・。
                                                                
国道16号でトレーラーの前だけの、よくわからない車が左折してきた。 後ろの部分のコンテナを牽引していない全長3mしかないトレーラーの出現に愛妻?L?X?}?[?Nがけらけら笑っている。 「 なによあれ、 前しかないじゃない。 気持ち悪いわねえー 」。  そうだね、 カブトムシの頭だけが走っているみたいだね。
                                     
帰宅して我が家のカーポートのコンクリをしゃがんでワイドハイターで擦っていたら、 地下足袋をはいて自転車に乗った、これまたじじいに声をかけられた。 じじい 「 なーに塗ってんだあ? 」。   あー、これ? ワイドハイター、漂白剤ですよ。 コケを落とすのに良いというアドバイスを頂いたもので・・・。 
                                     
じじいはこの辺に住んで30年になる、とか、 大根は辛い、とか、コンクリートは洗濯機に入らないよなあー、とか、訳の解らない事を言っている。  うるさいなあー、 気が散るなあー、 もういいからどっかへ行っちゃいなよ。  ふと、じじいの自転車の前カゴを見て驚いた。 缶コーヒーが6本も入っている。 どうすんだよ、 そんなに買ってさ。 冷えちゃうよおー、缶コーヒー、 いいのかよ。
                                                                 
じじいはワイドハイターには驚いたらしく、 実はうちもコケがひどくてなあー、と言っていた。  ワイドハイターのでっかいボトルを見せて、じじいは感心してよく解らない自転車をキコキコこいでどこかへ行ってしまった。  2階のベランダで花に水をやっていた愛妻?L?X?}?[?Nが上から何か言っている。 「 ねえ、いまのひと、知り合い? ぱぱ、漂白剤で駐車場を漂白除菌なの? ね、柔軟仕上げ剤ソフランもあるけど、要る?」。   あのね、コンクリはふわふわになっちゃったら困るんだよ、 ね。 
                                            
posted by 986S at 19:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記