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宮崎

高千穂鉄道の再開願って草刈りやコンサート


川水流駅で開かれたミニコンサート

 2005年9月の台風14号で被害を受け、運行停止に追い込まれた高千穂鉄道の早期運行再開を願って、沿線住民らが24日、延岡市北方町の川水流駅と曽木駅の周辺で線路の草刈りをした。川水流駅では、再開への機運を盛り上げようと、第1回の「よみがえれ高千穂線!各駅停車ミニコンサート」も開かれた。

 草刈りは、「高千穂線を残そう北方干支(えと)の会」=早樋仁(はやひ・ひとし)代表=が「線路をいつでも運行できるようにしておこう」と計画した。約70人が参加。川水流駅近くでは、約40人が約2時間かけ、約500メートルにわたって線路を覆うように茂った雑草をカマで刈り取るなどした。

 コンサートは、宮崎市のアマチュアバンド「井上ファミリーバンド」が開いた。リーダーの井上清春さん(53)は北方町出身。高千穂鉄道で高校に通学した経験があり、再開へ向けて支援することに。駅ホームで、「高千穂線に夢を乗せて」といったオリジナル曲をギターなどを演奏しながら歌った。

 井上さんは「高千穂鉄道の全19駅でコンサートを開きたい」と話しており、次回は12月9日午後1時半から日之影温泉駅(日之影町)で予定している。入場無料。


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