山口放送局

2007年12月8日 18時54分更新

いじめ自殺で県警が情報開示へ


おととし、下関市で、いじめを受けていた中学3年生の女子生徒が自殺した問題で、山口県警察本部は女子生徒の父親の求めに応じてこの自殺について警察が捜査した内容を記録した文書の一部開示することになりました。

この問題は、おととし4月、下関市の市立川中中学校で、いじめを受けていた当時3年生で15歳の安部直美さんが、自殺したものです。
直美さんの父親の安部慶光さんは県の個人情報保護条例に基づいて先月、山口県警察本部に対して、警察が直美さんの自殺について捜査した内容を記録した文書の開示を求めていました。

これを受けて、県警察本部は文書の一部を開示することを決定し、7日、慶光さんに連絡しました。

慶光さんは、12月17日に下関警察署を訪れ情報の開示を受けるということです。

直美さんの自殺については、ことし7月、山口地方法務局が独自に調査した学校でのいじめについての報告書の一部を開示しています。