門司港レトロ地区に観光列車運行を計画…北九州市

　北九州市が門司区の門司港レトロ地区に「門司港レトロ観光列車」を運行させる計画を進めていることが４日、明らかになった。門司港の新しい観光名物として、北九州港開港１２０周年にあたる２００９年度の開業を目指している。

　同日の市議会一般質問で、福島司議員（社民市民連合）の質問に対し、北橋健治市長が「時期を限定した特定目的列車として、鉄道事業許可を取得できる見通しが立った」と述べて明らかにした。許可は今年度中に取得できる見通しという。

　市門司港レトロ室によると、列車が走るのは、ＪＲ門司港駅付近―和布刈公園の約２キロ。運行時期は、３〜１１月の週末や祝日、春・夏休みの毎日で、年間で計１３０日間を目標にしている。

　市は今後、駅やトンネルなどの施設整備、車両のデザインに着手するほか、列車の運行を管理する事業者の選定を進める。