NEWS EYE
ページ更新時間:2007年12月07日(金) 12時10分

検定審議会「軍強制の断定的資料なし」

社会3726527
RealPlayerG2 or Windowsmediaplayer
 沖縄戦の集団自決に関する歴史教科書の検定問題で文部科学省の審議会が教科書会社に対し、日本軍による集団自決の強制について、「根拠となる資料もなく、断定的には書かないよう」求める意見を伝えていることがわかりました。
 この問題は、高校の歴史教科書から「沖縄戦での集団自決を軍が強制した」という趣旨の記述が、ことし春の教科書検定で削除されたことが明らかになり、沖縄県などから強い反発の声があがっているものです。

 これを受け、教科書会社各社は、当時の日本軍の関与をより強く記述して「訂正申請」を行い、文部科学省の審議会がその内容について審議しています。

 教科書会社などによりますと、集団自決については極限の心理状態など様々な背景があり、日本軍の強制については根拠となる資料もなく、断定的には書かないよう求める意見が文科省を通じて審議会から教科書会社に伝えられているということです。

 教科書によっては、訂正申請のままの内容では検定に合格しない可能性があり、再び修正をする社も出そうです。(07日10:54)

前のニュースへ / 後のニュースへ ▲TOP




HEADLINE NEWS

 ■社会  ■政治

 ■経済  ■国際  ■列島トピックス
▲TOP
Copyright(c) Japan News Network
All rights reserved.