米CIA 尋問の映像を処分
AP通信などによりますと、CIAのヘイデン長官は6日、CIA職員にあてた書簡の中で、同時多発テロ事件後の2002年に、CIAがアルカイダのメンバーらに厳しい尋問を加えている様子を撮影したビデオ映像があったことを認めました。そのうえで「ビデオが流出すれば、尋問官に危険が及びかねないと判断した」として、3年後の2005年にビデオは消去されたことを明らかにしました。CIAの尋問方法をめぐっては、人権団体などが事実上の拷問が行われてきたと非難しており、CIAが尋問の様子を撮影したビデオを処分したのは、証拠のもみ消しに当たるとして反発を強めています。また、議会多数派の野党・民主党は、ブッシュ政権下ではテロとの戦いを理由にテロ容疑者の人権がないがしろにされてきたと批判し、CIAの厳しい尋問を禁止する法案の成立を目指しており、今後、さらにCIAへの追及を強めるものとみられます。 |
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