今日は午前中は研究室にて、明日の山小屋の準備とかして、
午後からコムズにて行われた「
かものはしプロジェクト」の村上さんの講演を聴きに行く。
カンボジアの児童買春問題を解決することを柱に活動しているNGOで、日本での企業等からのWEBコーディングをして得た資金で、カンボジアでの活動資金にするといった特徴的な形をとっている。NGOというと、資金面がどうしても弱くなりがちな中、積極的にITを活用する中で、活動のための資金を得、またカンボジアでもパソコンと英語ができることで就職が得られる可能性が高まるので、学生達にパソコンを教えている。今後日本で受注した仕事を、カンボジアの人の仕事にしていくことで、給料を得る、といったことも視野に入っているらしい。
今回講演していただいた、かものはしプロジェクトの共同代表の村上さんは、大学時代に児童買春問題に出会う。児童買春で働いている子達を保護する施設では、信じられないほど幼い子ども達がいた。中には5歳の子も、児童買春されていたらしい。でも、スライドで映された写真には、そんな風には見えない、彼女達の笑顔があった。
児童買春防止のために、そういった場所を政府が摘発する活動も行われているが、家族のために、保護されてもまた児童買春の生活に戻っていく子ども達も後を絶たないらしい。
根本的な問題である、親の所得を上げるために、手織物の指導などの事業も行っている。
大学時代に出会った児童買春問題をどうにかしなきゃいけない。日本に帰ってきて、何度もそのことを訴える中、社会的な企業を行おうとしていたメンバーと出会い、迷いもありつつ起業に踏み切る。それだけの思いがあったのだということを感じた。その思いがあるからこそ、様々な困難も仲間と一緒に乗り越えてきたのだな、ということを強く感じました。
講演の後は、事務所へ。会報を形にするため、こつこつ作業して、晩御飯は竹内さんと一緒におこのみやきを食べにいきました。平和通り沿いのお好み焼きや「すみれ」。おいしいです。オススメです。えひめグローバルネットワークの募金箱もおいていただいているので、食べにいって、ついでに募金もしていってください♪(笑)