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市民記者編集委員に出来ること

バトンタッチを繰り返して

林 美幸(2007-11-11 11:40)
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 9月から市民記者編集委員として週間市民記者賞の選出に関わっているため、これまで以上に掲載された記事を読むように努力しました。自分の知識ベースにない専門性の高い記事や、本来興味のない分野の記事にも極力目を通し続けました。

 改めてひとりの読者として記事を読むと、多様な分野の記事と、記者それぞれの個性に気づかされます。

 前回は読者目線で気がついた点を上げましたが、今回はより多様な、個性あふれる記事がオーマイニュースに集まって欲しいという視点から提案致します。

提案1 ネットで市民記者養成講座 

 実は、私が最初に投稿した記事は「ニュースのたね」行きでした。とりあえず普段考えている事を書いてみよう、と投稿した所、あっさりたねに収納されてしまいました。次に送った記事もたね(こちらはその後編集済み記事へ昇格)。ちょっと凹みます。

 たね送りになる自分の記事と、本掲載される記事の違いって何だろう、と他の記者の記事を読みながら、自分に足りない部分は何だろうと、手探りでその後の記事を書き続けました。
 
 そういう手探り状態のまま記事を書き続けた私からすると、11月10日に開催される「ルーキー記者養成講座」は、ぜひ継続的に行って頂きたいもののひとつです。

 書きたいものはあるけれど、どうやって書いたらいいか、取材はどうやるのか等、手探り状態の市民記者にはとても助けになるのではないでしょうか。

 投稿回数が0回から3回までの“新人記者”の方、という但し書きがなければ、ぜひ私も申し込みたいところです。

 そんな「ルーキー記者養成講座」ですが、残念なのはネットメディアであるオーマイニュースの特性を生かした講座でない点です。

 動画に収録する予定はあるようですが、せっかくですからネットでの公開を前提とした『市民記者養成講座通信』を作ってみてはいかがでしょう。

 編集のプロから、マンツーマンに近い形で添削指導が受けられるのは得がたい経験ですが、残念ながらオーマイニュース本社まで足を運べる市民記者は少数派です。

 これから記事を書こうと思っている市民記者予備軍のためにも、ネットでの通信教育スタイルへの転換を、ぜひ編集部に検討をお願い致します。

提案2 ニュースのたね『添削版』で掲載される記事へ

 今後大ニュースとして芽吹いてほしいという意味をこめた「ニュースのたね」ですが、芽吹くにはやはり、記者への水やりと栄養は欠かせません。

 水やりと栄養の部分として、コメント欄の作成と、こうすれば本掲載に!といった添削システム導入はいかがでしょう。

 ただでさえ忙しい編集部に「全たね記事への添削を」なんて事は要求できませんが、毎日1本ずづ程度、ちょっと視点を変えたり、情報を追加したら本掲載に行けそうなたね記事に、直した部分がわかるように手を加えた『添削版』をピックアップしてみるのはいかがでしょう。
 
 なぜ自分の記事が「ニュースのたね」になったのか、その理由を知りたい記者はいるでしょうし、本掲載足りえなかった部分はどこだったのか、どこを改善すればよりいい記事になるのかを知りたい記者はもっといるのではないでしょうか。

 本掲載に至る道筋が見えれば、次回投稿の励みにもきっとなるはずです。

 私もたね記事経験がありますが、やはり本掲載でなく、たね記事に入れられるとちょっと悲しい気分になります。自分に足りない部分を考えることも勉強のひとつですが、なかなか自分の事を客観的に見るというのは難しい事です。

 連続してたね記事になっても、めげずに投稿する私タイプの人ばかりではないでしょうから、1度たねになったことで「やっぱり自分には記事は書けない」と諦めてしまった人がいたら、それこそもったいない。

 月に1本でも、記事を投稿する記者が増えてくれれば、サイトを訪れてくれる読者にとっても、より多くの市民記者の記事を読むことが出来ます。

 読者によって好きな記事の傾向は違うでしょうから、より多様な市民記者が集まれば、より多様な読者も再度訪れてくれるではないでしょうか。

 また、たね記事にもコメント機能がつけられれば、コメント欄の書き込みで「添削版」のような効果も期待出来るかもしれません。

バトンタッチを繰り返して

 第1期の市民記者編集委員は、この11月で任期満了を迎えます。短期間でサイトを改善するのは難しいでしょう。市民記者と読者、双方が使いやすく、楽しめるサイトにするためには、まだまだ時間がかかります。

 1人ひとりの提案や改善策は微々たるものですが、市民記者編集委員というバトンを繰り返し渡していくことで、読者でもある市民記者の視線を少しずつ反映させていくことは出来るはずです。次の市民記者編集委員に期待し、バトンを手渡したいと思います。

(市民記者編集委員 2007年9月─11月) 

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