【12月4日 AFP】米消費者の間で日本車が引き続き高い満足度を得ていることが、3日発行の米消費者団体誌「コンシューマー・リポート(Consumer Reports)」の調査で分かった。
同調査は、評価経験豊かな読者を対象に、300車種について満足度を調査した。
最も高い「非常に満足」の評価、つまり所有者の80%以上が「同車種を再度所有したい」と回答した39車種のうち、日本車が18車種にのぼり、うち10車種がトヨタ自動車(Toyota Motors)製だった。
全車種中、最も高い評価を得たのはトヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス(Prius)」で、4年連続の最高評価となった。実に92%の所有者が「必ず次回もプリウスを購入する」と答えている。
韓国メーカーも、現代自動車(Hyundai Motor)のセダン車「Azera」とSUV車「Sante Fe」が、今回、初めて最高評価グループにランク入りを果たすなど、追い上げを見せている。
■米「ビッグ3」は低評価
ゼネラル・モーターズ(General Motors、GM)、フォード・モーター(Ford Motor)、クライスラー(Chrysler LLC)の米自動車大手ビッグ3に関する結果は芳しくない。
GMの「シボレー(Chevrolet)」、「サターン(Saturn)」、ミニバン「ビュイック(Buick)」ブランド車の満足度が相対的に低く、34%前後に留まった。
最低評価の「ほとんど満足していない」にランク入りした22車種中、20台が米国車で、うち15車種がGM車だった。
米国車は満足度では最低ランクながら、所有者の半数が「再度、所有したい」と回答するなど、ある程度の改善はみられる。(c)AFP
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