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水俣病救済負担拒否 出水の会と獅子島の会、チッソ訪れ抗議
「加害の自覚」訴える
(11/30 07:20)
チッソの対応を批判した「水俣病出水の会」の尾上利夫会長(右)=29日午前10時、東京・大手町のチッソ本社
 水俣病与党プロジェクトチーム(PT)が示した未認定患者の新救済策受け入れに前向きな「水俣病出水の会」と「水俣病被害者獅子島の会」は29日、新救済策の費用負担を拒否した原因企業チッソ(東京・大手町)をそれぞれ訪れ、「加害者の自覚がない」と同社の姿勢を痛烈に批判。全面解決に向けて真摯(しんし)に対応するよう強く訴えた。
 応対した執行役員の大衡一郎総務部長は「費用負担は受け入れがたいとの立場を説明した。拒否という言葉は使っていない」と弁明し、「後藤舜吉会長に要求を伝え、回答する」などと述べるにとどまった。
 「出水の会」の約20人は午前10時前から面会。尾上利夫会長(69)は「後藤会長は『いつまでも水銀の影響が残っているはずはないだろう』など被害者の神経を逆なでする発言を撤回し、会長を辞任せよ」との要求書を読み上げて提出。会員は「何千人殺せば済むのか」「新救済策を受け入れる苦渋の選択が分からないのか」と口々に詰め寄り、怒りをぶちまけた。
抗議文を読み上げ、提出する「水俣病被害者獅子島の会」の滝下秀喜代表(左)=29日午後2時15分、東京・大手町のチッソ本社
 一方「獅子島の会」の5人は午後2時すぎから面会。滝下秀喜代表(47)は「『費用負担は受け入れがたい』との発表を撤回し、被害者に直接謝罪。被害者と協議の場を設け、抜本的対策を講ぜよ」との抗議文を読み上げ、大衡部長に手渡した。
 チッソに先立ち「獅子島の会」は同日、PTの園田博之座長(衆院熊本4区)や環境省の石塚正敏環境保健部長らを訪問。新救済策に新保健手帳保持者が申請し、公的検診で手帳の交付要件にも満たないと診断された場合も、手帳の返還を求めず医療費支給を続けることなどを要望した。
 




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