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紀元会集団暴行:26人書類送検、県外在住者が5人 全員が容疑認める /長野

 宗教法人「紀元会」(小諸市)の信者による集団暴行で奥野元子さん(当時63歳)が死亡した事件に絡み、小諸署捜査本部は29日、奥野さんの次女(26)に対する傷害容疑で、同会幹部の窪田康子被告(49)=傷害致死罪などで起訴=ら信者26人の書類を長野地検に送った。

 書類送検されたのは15~81歳の26人(男2人、女24人)で、県外在住者が5人いる。このうち窪田被告を含む21人は、すでに奥野さんに対する傷害致死容疑などで逮捕されている。今回初めて立件された5人はいずれも一般信者という。

 捜査本部によると、窪田被告らは9月24日午後9時半から翌未明にかけ、奥野さんの次女の森美智子被告=犯人隠避罪で起訴=に対し、暴行を加えた疑い。森被告は避妊具のついたビニール袋を着せられるなどしたという。調べに対し全員が容疑を認めている。

 これまでの調べによると、森被告が数年前、教団創始者の孫にあたる少女に対し、「財布に入れておくとお金がたまるよ」などと言って避妊具を見せた。事件当日の集会でこのとこが蒸し返され、「創始者の孫娘に失礼なことをした」として信者による暴行が始まった。その後、「母親にも責任がある」として奥野さんが呼び出された。

 一連の事件ではこれまでに32人が逮捕され、23人が起訴されている。捜査本部では、窪田被告を一連の事件の首謀者とみているが、同被告は暴行の指示などを否認している。

毎日新聞 2007年11月30日

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