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テーマ:保護犬・保護猫
2007-11-30

11月30日

更新が遅れまして申し訳ありません。
週末まで書く時間が取れませんでした。


ご親族とのお話


11月22日、飼い主かも知れないという男性のお兄さまのご自宅にお電話させていただきました。
生憎、出張中でご不在とのことで、お兄さまの奥様とお話をさせていただきました。
今回の件についてお話はご存じでしたので、弟さんと直接お話しをさせていただきたい、ご自宅まで伺うのでお話をさせていただきたい旨、ご説明をさせていただきましたが、家族で話も終わり、やっと皆、落ち着いてきている状態なので、直接の連絡はやめて欲しいとのこと。
お兄さまが明日お帰りになってから再度相談して、こちらにご連絡をいただけることになりました。


以下に書くことは、お話しをしたお兄さまから、当会のHPでの報告として、どうぞ書いてくださいと許可を得ていますので、お話しをしたままを書かせていただきます。


11月23日の夜、お兄さまからお電話をいただきました。
当会の保護犬であるコリーについて、直接、弟様とお話をさせていただきたい、お会いさせていただきたいとお願いをしました。
しかし、回答は昨日の奥様のお話と同じでした。

もしコリーが弟様の犬であれば、お返しすることを考えているとお話をしました。
ただしお願いとして2つのことをお話しをしました。


一つは、弟様の犬であるという証明を何でも良いので当会に提示いただきたいこと。
お兄さまは、おそらく8割、9割方、弟の犬だと思うが、迷子札も鑑札もつけていなかったので何も証明するものがないとおっしゃるので、例えば、写真1枚、犬登録書や狂犬病予防注射済票、動物病院の受診記録、かかりつけの病院とのお話、ご近所の犬を知る人とのお話等、何でも良いとお話しをしました。
当会では未だ、保護犬コリー♂アルファが、飼い主であるという男性の犬であったのか、何一つ、確認できるものがありません。


もう一つは、安全管理。
二度と脱走・逃走しないように飼養環境と犬の管理に気をつけていただくこと。


犬の確認については、写真は無いとのこと、犬登録も多分しているだろうがお兄さまにはハッキリとはわからないとのこと。
病院の受診記録や、かかりつけの病院については、お兄さまも遠く離れてお住まいなので仔細まではご存じないのかも知れません、詳しくお話しを聞けませんでした。


安全管理については、絶対のお約束は出来ないとのことでした。
庭の四方に高い柵を作り、脱走防止策をすることについては、隣家と地続きでお付き合いの兼ねあいもあり難しいとのこと。
今まで脱走しそうな箇所には、簡易な柵と、そこに物を積み上げて塞いだりしており、犬が力任せに押したら崩れてしまうような状態で、それを堅牢な柵には作り替えられないとのこと。
それでは、そんなに堅牢な塀とか柵でなくても良いので、犬が押しても倒れない高さと強度のあるものでも難しいかとお話しをしましたが、難しいとのことでした。


柵が無理なら、庭にノーリードで放さないようにすることはできませんか?ともお話しをしました。
それは出来ないだろうとのことでした。
犬の飼い方も人それぞれあると。
絶対に脱走させるなと言われたら室内でゲージに入れて閉じ込めておくしかない。
今までも自宅と庭を自由に行き来させていた。
閉じ込めておくことが犬の幸せではないし、どうやって犬を飼うかも人それぞれの考え方もあると。
首輪と迷子札や鑑札をつけることは出来ても、外れてしまうこともあるだろうと。


今までも何度か脱走したことがあったそうです。
たまたま近所でウロウロしていたところを見つけたりして、無事に連れ戻すことが出来たとのことでした。


大阪まで犬に会いにいくことも迎えにいくことも出来ないし、もし連れて帰ってきたとして、また脱走して皆さんにご迷惑をおかけするわけにいかないし、絶対に脱走させないというお約束も出来ないので、もう犬についてはお宅様にお任せしますとのことでした。


しかし、お兄さまのお言葉なので、弟様も同じお考えでしょうか、会わずにこのままでお話しを終わらせて良いのでしょうか・・・とお聞きしました。
お兄さまのお考えを、弟様のお考えだと受けとってよいのかと。
それで構いませんとおっしゃいました。
弟様には当会でご提案した内容とお兄さまの当会への回答についても、必ずご本人にご説明してお話しをしてくださいとお願いをしました。
結局、飼い主かも知れないという男性と直接お話しをさせていただけることなく、代理人であるお兄さまとのお話で終わってしまいました。


お兄さまとお電話でお話をして初めて、弟様の年齢がわかりました。
当初、お年寄りの飼い主だという情報が入ってきて、その真偽を確認しなかった当会にもいたらぬ点があったかと思いますが、実際は50代の半ばといった年齢でした。
お年寄りといえば、大変失礼かも知れませんが、60代後半から70代、80代の方を想像します。
60代、70代の方でも、とてもお元気な方はたくさんいらっしゃいますし、当会でも、そのようなご家族に犬猫を譲渡させていただいたことも何度もあります。
(ただし、ご高齢者だけのご家族の場合は、お子さんや身近な頼れる方に後見人をお願いしています。もしご本人たちがご病気などされて犬猫の世話が出来なくなった場合、引き継いでお世話をしていただけるかどうか、その点を確認させていただいた上で、お話しを進めさせていただいています)



以上、ずっと書き綴ってきた引取りの経緯~今回のお話までは、当会で知り得た情報でのみ、書かせていただいております。
個人的にメールをいただいた方からのお話や、ネット上に書かかれている第三者が知り得ている情報については、当会では、現状は確認する術がございませんので、その点はどうかご了承ください。
飼い主かも知れないという男性について、一度も面識もなく、お電話でお話しをしたこともありませんので、そのお人柄、犬への愛情を、人の言葉を借りて書くことは出来ません。
お兄さまとのお話だけに留めさせていただきたいと思います。


犬を無条件で返せばいいのではないか・・・そうお考えの方もあるかと思います。
本当に飼い主さんであるかどうかの確認をすること、そして、今後、安全管理に努めていただきたいこと。
代理人であるお兄さまにお願いした二つのことは、現在、保護犬という立場にいるアルファのことを考えますと、これから先の彼の十数年の犬生がかかっている大事なことです。
どうかその点は、ご理解いただければと思います。


情報が入ってきた11月12日の時点で、当会が迅速に対応していれば、今回のように多くの皆様にご迷惑をおかけすることはなかったと深く反省しております。

また、ご心労をおかけしましたご家族の皆様にも深くお詫び申し上げます。
今後はこのようなことがないよう、会としての対応方針を決め、またセンターにも指導を仰ぎ、対処していきたいと思います。