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フェルメール、来夏日本公開へ 初公開3点含む6点以上

2007年11月30日21時24分

 精妙な光と奥行きのある画面――。世界で三十数点しか現存作品がない、17世紀オランダの画家ヨハネス・フェルメール(1632〜75)の作品が6点以上まとまって日本にやって来ることになった。来年8月2日から12月14日まで東京都美術館で開かれる「フェルメール展」(仮称=朝日新聞社、TBSなど主催)に、「ワイングラスを持つ娘」など日本初公開作3点を含む名品が登場することが30日、発表された。朝日新聞創刊130周年記念事業の一つ。

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「絵画芸術」=ウィーン美術史美術館蔵

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「リュートを調弦する女」=メトロポリタン美術館蔵(C)1995 The Metropolitan Museum of Art

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「ディアナとニンフたち」=マウリッツハイス美術館蔵 

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「小路」=アムステルダム国立美術館蔵(C)Rijksmuseum, Amsterdam

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日本初公開されるヨハネス・フェルメール「ワイングラスを持つ娘」(1659〜60年ごろ) ヘルツォーク・アントン・ウルリッヒ美術館蔵 (C)Herzog Anton Ulrich−Museum, Braunschweig, Kunstmuseum des Landes Niedersachsen

 6点もの作品が、日本でまとまって公開されるのは初めてで、開催までに出品点数はさらに増える可能性もある。

 初公開作はほかに、2点しか現存しないとされる風景画のうちの1点「小路」と、初期作「マルタとマリアの家のキリスト」。オランダの同時代の画家の作品も出品される。

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