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【社会】

科学応用力2位から6位に OECD学習到達度調査

2007年11月30日 02時08分

 経済協力開発機構(OECD)が昨年、57カ国・地域の15歳計約40万人を対象に実施した「生徒の学習到達度調査」(PISA)で、日本の高校1年生は前回の2003年調査(参加41カ国・地域)に比べ、科学的応用力の順位が2位から6位に下がったことが29日、分かった。

 PISAは知識や技能を実生活でどれだけ活用できるかをみる調査で、今回が3回目。日本は前回調査で数学的応用力が1位から6位に下がるなど世界のトップレベルから脱落。「PISAショック」と呼ばれ、文部科学省が「ゆとり教育」を実質転換するきっかけの1つとなったが、今回の調査でも低下傾向が示された形だ。

 1位はフィンランド(563点)。2位香港(542点)、3位カナダ(534点)と続いた。

(共同)
 

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