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詳報11月29日21時5分更新
東国原知事の釈明要旨 「徴兵制」発言で

 「徴兵制」発言に対する東国原英夫宮崎県知事の主な釈明要旨は次の通り。

 徴兵制を容認していない。発言の後に訂正したが、訂正の分は報道されなかったようだ。戦争に直結するものでは全然ない。社会のモラルハザード、規範意識の欠落、希薄化はどういうところで補うのか。学校教育が補えない中で、心身を鍛錬する場が必要ではないかと言いたかった。(発言は)例えが飛躍しすぎた。

 この国の道徳観の崩壊を心配しての発言と解釈してほしい。例えば徴農制とかで一定期間、農業を体験するとか、介護、医療、災害復興の手伝いなどをある程度強制しないと今後の担い手不足、社会構造の変化に付いていけないと危惧(きぐ)している。どの程度か分からないが(農業体験などを)教育の現場で徹底していくことも視野に入れなければいけない。

 人間関係の希薄さが今のこの国の状況。ここを打開しないと国のあり方がイメージできない。

(初版:11月29日21時5分)
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