現在位置:asahi.com>国際>北米> 記事

カナダ下院、慰安婦問題の謝罪求める決議採択

2007年11月29日11時06分

 カナダ下院は28日、第2次大戦時の「従軍慰安婦」問題をめぐり日本政府に謝罪を求める決議案を全会一致で採択した。法的拘束力はないが、カナダ政府が日本に必要な措置をとるよう求めている。

 決議は「旧日本軍は性的強制労働の目的で女性の徴用を命じた」とし、日本が全被害者に「正式で誠意のある謝罪」をするよう求める内容。

 今年3月に下院の小委員会が採択した決議案では、日本が学校教科書に慰安婦の事実を記述することも求めていたが、最終的にはその部分は削除され、非難色が薄められた。

 決議案は今年3月、当時の安倍首相による慰安婦をめぐる発言が報じられた後、野党の新民主党の中国系女性議員が提出していた。今年7月、米下院も日本の謝罪を求める決議を採択している。

PR情報

このページのトップに戻る