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児童盗撮ビデオ:警備員が教諭の机から発見、脅迫し逮捕

 女子児童の盗撮ビデオテープをゆすりに使い、大阪府東部の市立小学校の男性教諭から金を脅し取ろうとしたとして、30代の警備員の男が恐喝未遂容疑で大阪府警に逮捕されていることが分かった。警備員宅などから多数押収されたテープなどには児童の裸も映っていたという。画像内容から、学校関係者が撮影に関与した可能性も浮上している。市教委は本格調査に乗り出した。府警もテープの撮影日時・場所の特定など制作の経緯を慎重に調べている。 

 関係者によると、警備員は今月中旬、同小学校を巡回中、男性教諭の机の引き出しなどから、児童の裸が映ったビデオテープや写真を発見し、ゆすりの材料にしようと計画。この教諭に対し携帯電話のメールで「いくら準備できますか」などと脅し、金を渡すように要求。教諭が府警に被害を届け出たため未遂に終わったという。

 押収されたテープなど計数十本には、複数の女児がプールで着替えたり、身体測定を受けたりする様子が録画されていたという。

 市教委によると、警備員は、市内各小学校の巡回を業務委託した警備会社に所属。子どもが撮影された写真がこの警備員に盗まれていたとの報告を、同小から受けていたという。

 学校関係者の児童ポルノを巡っては、先月、札幌市内の小学校教頭(当時)が児童買春・ポルノ禁止法違反(児童ポルノ製造など)罪で起訴された。北海道警の調べでは、教頭は91年ごろから少女を含む女性約760人の画像や動画を撮影。雑誌に投稿し、2400万円の利益を得ていた。

毎日新聞 2007年11月29日 15時00分 (最終更新時間 11月29日 16時54分)

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