いじめについて考えてもらおうと、小郡市文化会館で20日、市民ミュージカル「ハードル~真実と勇気の間で」が上演された。21日も開かれる。
昨年10月、同市に隣接する筑前町立三輪中で森啓祐君(当時13歳)がいじめを苦に自殺したことなどを受け、市民らでつくる小郡音楽祭実行委員会(山崎三代子委員長)などが企画した。
上演作品は児童小説「ハードル」(青木和雄さん作)を福岡市の劇団代表、徳満亮一さんが脚色。転校生がいじめで階段から突き落とされ、いじめを隠そうとする大人たちに対し、友人たちが事実を明らかにするよう立ち上がるという内容。
出演は一般公募で集まった小学生から70歳代の市民約70人で、今春から練習に取り組んできた。21日は午後1時と同6時半から上演される。チケットは4歳以上1000円。問い合わせは市文化会館0942・72・3737。【岸達也】
〔筑後版〕
毎日新聞 2007年10月21日