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フランス:トゥールーズでも暴動

 【パリ福井聡】フランス南部トゥールーズ郊外で27日夜、図書館と車十数台が放火された。パリ北郊ビリエールベルでは25日夜から2日連続で放火や暴動が起きており、同様の事件が飛び火した形だ。暴動は移民系の少年2人の死亡事故を発端とした点で、2年前に起きた移民系若者による大規模暴動に似ている。サルコジ大統領は28日、「当局に発砲した者は法廷で裁きを受けさせる」と述べ、厳罰でのぞむ姿勢を示した。

 05年10~11月の暴動も、パリ北東郊クリーシースボアで警官に追われた移民系少年2人が逃げ込んだ変電施設で感電死したことから発生した。その後、大規模な暴動は起きていないが、高い失業率などによる若者の不満が、暴動の背景にあるとみられる。

 クリーシースボアのディライン市長は「仏社会はいつ爆発してもおかしくない『火薬庫』のような郊外を放置してきた。今も事態は打開されていない」と話している。

毎日新聞 2007年11月28日 18時12分 (最終更新時間 11月28日 21時37分)

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