大津放送局

2007年11月28日 19時2分更新

〝犬〟問題 20匹余を搬入

大阪の動物愛護団体が、高島市の施設に犬を移す計画をめぐって、地元住民と対立している問題で、話し合いが決着しないまま、20匹余りの犬が運び込まれました。この問題は、大阪市の動物愛護団体、「アーク・エンジェルズ」が高島市今津町で犬の訓練所だった施設に犬を移すことを計画したのに対して、周辺の環境に悪影響が出るなどとして地元住民が進出に対立しているもので、先月、施設の前で一時双方がにらみ合い警察が出動する事態にまでなりました。その後、今月6日に双方が話し合い、「住民が同意をした後犬を移動する」ことで合意していましたが、団体は27日、住民と話し合いをしているさなかに車で犬20匹余りを施設に運び込みました。これについて近くの50代の男性は「住民が納得してから運びこむという約束だったので憤慨しています」と怒りをあらわしていました。アーク・エンジェルズの林俊彦代表は「住民の代表に理解してもらって犬を連れ込んだ。」と話していますが、住民の代表の大森六己さんは「話し合いはしているが、住民は進出に反対しており、団体側には要望に応えるよう求めていく」としています。団体は、来月2日にも、およそ30頭の犬を運び込む予定で、住民の反発が予想されます。