イスラム原理主義組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザでは、アメリカで開かれた中東和平会議に抗議する大規模なデモが行われ、自治政府のアッバス議長を「裏切り者」と強く非難しました。
27日、ガザで行われた抗議デモには、ハマスの支持者らおよそ10万人が集結し、参加者らは「イスラエル・アメリカに死を」などと声を上げました。
ハマスの幹部は、「我々はイスラエルへの攻撃をやめない」「会議は失敗に終わる運命だ」などと演説し、会議に参加している自治政府のアッバス議長を「裏切り者」と強く非難しました。
一方、アッバス議長が統治するヨルダン川西岸でも会議に反対するデモが各地で行われ、ヘブロンでは、参加者1人が自治政府の警官隊の発砲で死亡しました。(28日06:11)