大阪市の動物愛護団体「アーク・エンジェルズ」(林俊彦代表)は27日、滋賀県高島市今津町酒波(さなみ)の犬舎施設「滋賀シェルター」に小型犬20匹を車で搬入した。林代表の飼い犬以外では初めて。
アーク・エンジェルズ側は「犬は連れてきていい」と地元との話し合いでほぼ合意したとしているのに対し、住民側は「話し合いでの要望はすべて拒否されている。合意もしていない」と反発しており、今後も反対運動を続けるという。
搬入は関係者約20人が見守る中、スムーズに行われた。車5台に分乗したボランティア13人が同行した。20匹は里親が決まっている犬などで、半数は皮膚病の疥癬(かいせん)が完治した犬という。
住民側は林代表に「当初の約束通り、両者の合意がなければ犬の搬入はしないことを履行してほしい」と申立書を郵送していた。アーク・エンジェルズ側は「20匹の飼育を住民に見てほしい。12月9日には施設で犬の譲渡会とチャリティーバザーを開く」と話している。
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