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最終更新:2007年11月27日(火) 12時5分

パレスチナで「分離壁」の建設今も続く

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 パレスチナ自治区のヨルダン川西岸地区では、イスラエルによる分離壁の建設が今も続けられています。

 イスラエルはこうした壁の建設を今も続けています。この壁、延々と延びているように見えるのですが、パレスチナの人々の生活を苦しめ続けています。

 「壁の建設はパレスチナ人の生活を最悪なものにしたよ」(地元のビルのオーナー)

 この男性は壁の近くのビルのオーナー。壁が以前は通れた道を遮断したため、人の出入りが半減し、町から多くの人が出ていったと言うのです。

 「みんな売り上げが無くなり、家賃が払えなくなって、この町から出て行った。タクシー会社も無くなった」(地元のビルのオーナー)

 イスラエル側はこの壁について、自爆テロを防止する反テロフェンスだと主張。2002年から建設を始め、既に6割が完成していると言います。

 しかし、この壁、ヨルダン川西岸地区に入り込んだ形でつくられており、全長700キロに及ぶ壁のすべてが完成すれば、西岸地区の半分以上の地区がイスラエル側に取り込まれると見られているのです。

 中東和平会議では、国境線の策定が1つの焦点となる中、パレスチナの人々は、この壁が国境線の固定化につながると懸念しています。壁に描かれた多くの落書きは、こうした人々の怒りや苦悩を象徴しているように見えました。(27日10:42)



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