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イラク 米軍が支援の自警団

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バグダッド周辺では、アメリカ軍とイラク軍による武装勢力や民兵組織への軍事作戦が続けられた結果、秋になって治安に改善の兆しが現れ、爆弾テロや銃撃は大幅に減り、繁華街では再開する商店が相次いで、深夜までにぎわうまでになりました。治安改善の柱となっているのはこのところ各地で組織されているイラク人の自警団で、アメリカ軍が有志を募って地区ごとに組織して、給与と制服を支給し、連携して地区の治安維持に当たっています。このうちバグダッド西部のアメリーヤ地区では、アメリカ軍が武装勢力を追い出したあと、ことし9月に「イラクの騎士団」と名のる自警団が結成され、300人がパトロールや検問などを行い、武装勢力の侵入を防ごうと活動しています。このところは少数派として武装勢力に家を追われていたイスラム教シーア派の家族70世帯も戻り、自警団が保護しています。これに対して武装勢力も反撃の動きを見せており、22日にはバグダッド南部の自警団の本部が襲われ、8人が銃撃戦で死亡しました。バグダッドの市民は治安の好転を実感していますが、これが改善に向かう転換点なのかはまだ見通せない状況が続いています。
もどる11月24日 5時52分
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