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重症妊婦の搬送、専任医師が受け入れ病院手配 大阪府

2007年11月23日

 奈良県橿原市の妊婦が救急搬送中に医療機関から相次いで受け入れを断られて死産した問題などを受け、大阪府は26日から、府立母子保健総合医療センター(和泉市)に夜間の妊婦の二次救急受け入れ病院を探す専任医師を配置する。搬送先のコーディネートの専任医師を配置するのは「全国でも初めて」(府精神保健疾病対策課)という。

 同センターは、府内の産婦人科病院などから電話で救急搬送依頼を受けると、事前に登録された二次救急病院の空きベッド情報などをもとに受け入れ先を探している。これまでは2人の当直医が業務の合間を縫って担当していたが、2人とも緊急手術中だった場合などは、すばやい対応が難しかった。

 新しい制度では、府内の産婦人科医ら9人が午後8時から翌日午前8時まで輪番制で1人ずつ待機。電話で聞き取った妊婦の症状などをもとに受け入れ先を探す。

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