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幻のゴッホ、新潟で公開 所有者や入手経路は非公開

2007年11月19日13時40分

 ポスト印象派の巨匠ゴッホ(1853〜90)の初期の作品で、1930年のオランダでの展覧会後、国内外で出品された記録のない油絵「長い棒をもつ農婦」が、新潟県長岡市の県立近代美術館で公開されている。

 1885年にオランダの農村ニューネンで描かれた絵は、ゴッホから譲られたとみられるオランダの資産家が1920年代まで所有。96年にゴッホ研究者が作った全作品の目録によると、ニューヨークの収集家が所蔵しているとされていた。

 その後、いつ、どのような経緯で日本に渡ったのかは不明だが、数年前、「作品を持っている」という新潟県内在住の収集家が「所有者や入手経路の非公開」を条件に同館に寄託。同館も検証の結果、本物と確認している。

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