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テーマ:保護犬・保護猫
2007-11-24

11月24日

東京都動物愛護センターへの問合せ


コリーについて2度、逸走コリーを探しているという男性から、収容されていた東京都動物愛護センター本所への問合せがありました。
センター担当者の方にヒアリングした情報は以下です。


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・1回目の問合せ 10月23日 千葉県在住の男性から
 飼っていたコリーが逸走した。千葉県の自宅から。
 コリー♂3歳 毛色は茶白 体重28キロ 逸走日10月8日
 庭に放していたら脱走した。
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 ※この時点でセンターには当会が引取ったコリー♂アルファが、まだいました。
 問合せしてきた男性に、センター収容中のコリーの説明をしたとのことです。
 体重28キロあるようなコリーではないこと、毛色は茶白ではなく、黒の差し毛も混じっていること。
 毛色の確認をお願いしたが、茶白だということと、体重が違うことで、探しているコリーではないとの判断をしたのか、収容されているコリーの確認には来なかったそうです。


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・2回目の問合せ 11月2日 前回と同じ男性から
 センターに収容されていたコリーは、自分の探しているコリーではないか、とのこと。
 再度、センターに収容されたコリーと、問合せした男性のコリーとの比較。
 申告は、毛色は茶白、体重28キロということで、マッチングしない。
 センターは、その男性に、センターに来所していただければ写真をお見せできるし、もし来られないなら探しているコリーの写真を送って欲しいとお話。
 男性は、来週センターに確認に行くということだったが、結局、来なかった。
 コリーを譲渡した団体を教えて欲しいと言われたが、電話ヒアリングだけではコリーの飼い主であるかどうかの確認が取れなかったので教えなかった。
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<センターとしての回答>
 収容したコリーの飼い主かも知れないという男性からの問合せが2回あったが、結果として何ひとつ、その男性が飼い主であるというマッチングが出来なかったので、センターとしては、コリーについては、所有者不明との判断をせざるを得なかった。
 コリー収容中に、探している犬かどうか確認のために見に来ていただくか、団体譲渡後であっても、来所して写真を確認していただくか、探している犬の写真を郵送・持参していただくかしてもらえればセンターから引取った団体への話も出来たが、何の確証を得られるものがなかった。
 電話の問合せだけでは確認できないので、必ず、犬を見に来て欲しいとお願いしている。


この話をセンターに確認したのは、11月12日です。
11月12日、コリーの飼い主らしき人が見つかったとの情報が当会に入ったため、センターへの確認&報告もあり、これまでに何か問合せなどはなかったのか聞きました。
センターには、このような問合せは多いため、結果、マッチングしなければ、こちらに情報は流れてきません。


当会の引取ったコリーが、もしこの男性が問合せをしたコリーであったなら・・・
どうして東京都のセンターにコリーが収容されていると確認できた時点(11月23日)で、自分が探している犬がどうか確認に行かなかったのか。
もし探している犬であったなら、すぐに自分の手元に連れ帰ることが出来ました。
なぜ、11月2日に再度、問い合わせした際に、翌週の来所を約束していたのに結局行かなかったのか。
もし探している犬であったなら、センターから当会に連絡がありました。
二度、確認のチャンスがあったにも関わらず、確認に行かなかった。
確認のために足を運ぶということを一度もされていないことは、信頼に欠けます。


逸走した男性宅から収容された葛飾区金町までは、直線にして5キロほどの距離です。
逸走日から収容日までわずか4日。
センター収容前に警察で保護されていますので、実際に市中をウロウロしていた時間はもっと短いでしょう。
コリーという犬種は、あちこちで見かける犬種ではありません。
確認さえしてくだされば、その男性の犬であったなら、当会が引取ることなく、手元に戻ったはずです。
痩せて体重20キロに満たない犬が、逸走時、28キロあったとは考えられません。
体重はしばらく計っていなければ、多少の変動はあるでしょうから、なおさら、確認に行く必要があったと思います。


何かしらすぐに行けない事情があったとしたら、確認に行けるまで犬の処分を待ってもらうことも出来ます。
そういうケースはよくあって、当会が引取予定であった犬でも、飼い主らしき人から問合せがあったので確認できるまでは、団体譲渡出来ないと言われたことも何度かあります。
また、飼い主の確認は取れているが、一向に迎えに来ないので、1ヶ月、2ヶ月と長期間、センターにいる子もいます。
飼い主がわかっている犬を飼い主の了承なく処分できないし、飼い主らしき人がいる場合も同様で、白黒の確認が取れるまで、センターは犬猫の譲渡処分・致死処分が出来ないのです。


コリーの飼い主らしき人が見つかったという話は11月12日に飛び込んできました。
同時に流れてきた情報では、飼い主は高齢者の一人暮らしの男性で、お年寄りでインターネットが使えなかったため探せなかったというようなことでした。


私たちは「命の期限」に押されて日々動いています。
もし飼い主であれば、なぜ東京都のセンターに問合せを入れているにも関わらず、犬の確認に行かなかったのか。
もしどこも引き取っていなければ、コリーは処分に送られていました。
東京都のセンターに問合せされた方が、今回のコリーの飼い主だという方であったのかどうかの確認は後日、ご親族の方を通して行いました。



続きは後で書きます。