TBSは19日、情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」による不二家の不祥事報道の検証と問題点分析などのため設置した「TBS検証委員会」の報告書をホームページで公開した。
報告書は、賞味期限切れのチョコを再利用して出荷していたなどと報じた事実経過を検証した上で「報道局との連携・協力の徹底」「危機対応システムの見直し」など制作、放送体制の強化を求めた。TBS広報部は「真摯に受け止め、一層の改善に努めたい」としている。
検証委は、社内外のメンバーで6月に設置、番組担当プロデューサーら関係者14人から聴取を進めていた。
TBSの不二家報道問題については、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会が8月に「取材が不十分なまま断定的な表現で放送し、重大な放送倫理上の問題があった」などとする見解を発表している。