 |
|
|
|
格闘技通信
|
|
船木誠勝ロングインタビュー＝『格闘技通信』発
徹底検証“船木誠勝は昔とどこが違うのか？”
2007年11月21日
|
船木の強力なサポーターも初公開！【 保高幸子 】
|
1２・３１「Ｄｙｎａｍｉｔｅ！！」（京セラドーム大阪）で７年半ぶりの復帰が決まった船木誠勝。そんな船木に対戦相手の桜庭和志について、渦中の秋山成勲について、そして「過去と今の自分」について、ロングインタビューを敢行。現役時代と今の自分は、一体何が違うのか、興味深い事実を明かしています。菊田早苗、柴田勝頼のインタビューをあわせて読むと、誰も知らない「現在の船木の実像」が浮かび上がってきます。ここでは秋山選手に対する興味深い発言を一部抜粋して紹介します。
【 保高幸子 】
|
――秋山成勲選手が復帰しました。船木選手も韓国に同行していましたが、秋山選手の試合は見た？
見ていました。そして控室も柴田（勝頼）と一緒でした
――秋山選手の復帰についてどう思った？
約１年のブランクがあるとは、まったく思えなかったですね。控室でも特に緊張している様子は見られなかったし。そういう意味では、彼もこの１年間、ずっと次の試合のことを考えていたと思いますね。前よりも落ち着いて試合をしているように思えました
――闘いぶりに関しては？
最後に当たったパンチもよかったですけど、試合中盤からいいジャブが３、４発入っているんですよ。それが突破口になったと思いますね。一発いいジャブが入って鼻の頭が切れたじゃないですか。あの後にデニス・カーンが慌ててタックルに入るんですけど、桜庭戦のときみたいにスルッと抜けていたんで、その辺の反応もよかったですし。最初の２、３分、デニス・カーンのパンチを食らっていましたけど、すぐに（ペースを）取り戻しましたからね
――船木選手は、昨年の大晦日、桜庭ｖｓ秋山戦をリングサイドから解説していた。あらためて、その時は秋山選手の行為についてどう思った？
自分はクリームのことについてはまったく気づかなかったんですよ。すごくタックル切るのがうまいなと、逆に感心していたくらいで。自分は谷川さんの横で解説していましたから、桜庭選手がすごい勢いで、『体全体が滑る！』と谷川さんに捨て台詞を吐いて控室に戻ったんですよ。『そんなオイルとか塗っていたのかな？』と思って、その晩最終の飛行機で家に戻って、すぐにビデオを見てみました。そうしたら、やはり普通に抜いているんですよ。そのあと、桜庭選手が前のめりになってしまうくらい普通に抜かれていたので、引っかかっていないということなんですね。だから塗ってたんだと思いましたけど。どうなんですかね。パンクラスでも外国人選手で塗っている人もいましたからね。だから、オレは『滑ったら滑ったで仕方ないや』という程度の気持ちで試合をしていましたけどね。それでも捕まえて極めるのがプロだと思って、当時は試合をしていましたから。ただ、当時と比べて、総合格闘技がここまでしっかりとしたスポーツとして競技化して、大晦日で放送できるくらいになりましたから、そのへんのところはしっかりしないと。塗るか、塗らないか。塗るんだったらみんな塗らないと（笑）。でもそうはならないですから。決まりごとはちゃんと作って守ったほうがいいと思うんですよ
――韓国の試合で、秋山選手のみそぎは済んだと思う？
どうですかね。本当にやってはいけないことをしたのなら、二度と試合に出すべきではないだろうし…例えば協会のようなものがあれば、『もうアナタは日本では総合の試合はできません』と（宣告）できると思うんですよ。ただ、日本では総合の統一の協会がないですから、たとえＨＥＲＯ’Ｓで追放したところで、また別のプロモーターが秋山選手を出しちゃえば同じことだと思うんですよ。そういう意味で、ＨＥＲＯ’Ｓの落とし前はＨＥＲＯ’Ｓでつけましょうということだと思うんですよね。実際、日本人で実力のある選手も少ないですから。スター的要素も兼ねて、強い選手ですね。そういう意味もあって、簡単には手放せないというのもあると思うんですよ。秋山選手のような人があと１０人いたら、おそらく本当に追放されちゃうと思うんですけど、そういう選手がいないという現状が、今回の騒動の遠因になっているとも思います
（船木は今後、そんな秋山との対戦も辞さない覚悟なのか？ それとも…。船木がさらに本音を語り続けます。続きは本誌『格闘技通信』１２月２３日号をお読み下さい）
（聞き手◎本多誠）
※船木誠勝をはじめ、山本“ＫＩＤ”徳郁、魔裟斗、五味隆典、ミノワマンら大晦日や今後を直撃した特集「１２･３１大晦日に交錯する思惑」、注目の新団体「Ｍ−１グローバル」や「ワールドビクトリーロード（ＷＶＲ）」の狙い、そして噂される旧ＰＲＩＤＥ勢の大晦日イベントを追跡した特集「ＭＭＡ急展開！」は、１１月２２日（木）発売（※２３日が祝日のため発売日が１日繰り上がります！）の『格闘技通信』１２月２３日号（Ｎｏ．４３５）で掲載されます。
■『格闘技通信』 ２００７年１２月２３日号（Ｎｏ.４３５）
『格闘技通信』2007年12月23日号（No.435）表紙【 格闘技通信 】
|
ＦＩＧＨＴ ＲＥＰＯＲＴ ＆ ＩＮＴＥＲＶＩＥＷ
１１月２２日（木）発売 定価７００円（本体６６７円）
※２３日が祝日のため発売日が１日繰り上がります。
発行 （株）ベースボール・マガジン社
●特集「１２･３１大晦日に交錯する思惑」
船木誠勝「『狂気』から『平常心』へ」
“船木誠勝の参謀”菊田早苗が明かす！
山本“ＫＩＤ”徳郁「下っ端には興味はない」
魔裟斗「ブアカーオとは何回やっても負ける気はしない」
五味隆典「夢が見つからない」
ミノワマン「Ｄｙｎａｍｉｔｅ！！への思いとＨＥＲＯ’Ｓ移籍の本当の理由」
ＨＩＲＯＹＡ「本物の“魔裟斗２世”になりたい」
藤鬥嘩裟「チャンピオンになったら友達が増えました」
●特集「ＭＭＡ急展開！」
追跡取材！「旧ＰＲＩＤＥ勢の大晦日イベント、開催へ！？ Ｍ−１グローバルと協力も」
アピ･エクテル氏が明かすＭ‐１Ｇの世界戦略
福田富昭･日本総合格闘技協会会長「ＷＶＲ来年３月の旗揚げ戦が勝負」
瀧本誠に噂の秋山成勲戦を直撃！
キム･ジョンマン＆ホ･ミンソク「コリアンタイガーの素顔」
坂本靖常務が語る「パンクラス第三の危機」
近藤有己の目に映るＭＭＡの動向
朴光哲「ＣＡＧＥ ＦＯＲＣＥ選択はラッキーだった」
北岡悟「１２･１ＣＡＧＥ ＦＯＲＣＥから大晦日への用意あり」
●特集「ＨＥＲＯ’Ｓの未来形。」
柴田勝頼「船木と二人三脚の総合格闘技道」
大山峻護「面白いと思いますよ、自分と秋山が闘うのは」
チーム桜畑・高橋渉＆佐藤豪則「完熟間近！！」
コラム「チュ･ソンフンの『影』」
マルセロ･ガルシアのその後を追う
●１１･１７ＵＦＣ７８速報！
郷野聡寛、ＭＭＡのメジャーで一本勝利デビュー
長南亮、強豪パリシャンに苦杯
●１１･１６〜１８極真会館（松井派）世界大会、速報！
テイシエイラ初優勝！ 日本勢惨敗…王座またも世界へ
●国内外注目の試合リポート！
１１･８修斗代々木大会
高谷裕之ＶＳアントニオ･カルバーリョ
高谷裕之＆山田武士トレーナー対談
光岡映二ＶＳヨアキム･ハンセン、ランバー･ソムデートＭ１６ＶＳ菅原雅顕 他
１１･９Ｊ−ＮＥＴ フライ級王座決定トーナメント
１１･１０ライカタイフーン ライカＶＳアン･マリー･サクラート
１１･４Ｊ−ＧＩＲＬＳ、１１･１１清武会、１１･１１Ｍ−１、１０･２８バーサス、１１･４ＺＳＴ
試合ＤＩＧＥＳＴ、選手･関係者コメント集
●充実の連載＆情報
新連載！「緒形健一のＳＢ人情物語」
連載「オランダ通信スペシャル」マイクジム会長が語る強豪育成の秘訣
連載「ブラジル通信」因縁のＢＴＴＶＳ元ＢＴＴ
連載「オランダ通信」リングスオランダ大会
連載「世界のマーシャルアーツウォッチング」
連載「藤井惠のｍｅｇｕｌｏｇ」
連載「格闘ＶＯＷ」、「もっと格モバ！」、「正拳一筆」出るか！？ 必殺“ハブ殺し”
大会見所＆団体情報 １２･８北斗旗全日本大会情報 他
大会カード＆チケット情報
格闘技にまつわるＮＥＷＳ＆ＴＯＰＩＣＳ、格通スタッフコラム
【関連リンク】
・「秋山の復帰戦」＆「桜庭vs.船木」をどうみる!?=「格闘技通信」発（07.11.07）
・「吉田秀彦選手の出る場面はできました!」=『格闘技通信』発（07.10.21）
・柔術界の“レジェンド”ヒクソン・グレイシー独占緊急取材！=「格闘技通信」発（07.09.22）
【コラム一覧】
|
|
|
格闘技に関するブログエントリ
|
|