ハッスルハウスvol.31(22日・後楽園ホール)、K-1で王座に輝き、PRIDEでも活躍したサモアの怪人マーク・ハント(33)=ニュージーランド=がハッスルマニア2007(25日・さいたまSA)への参戦を電撃発表した。22日、後楽園大会をリングサイドで観戦。大会終了後「ハッスルマニアに出る」と宣言。さらに継続参戦も表明した。今後は高田モンスター(M)軍、ハッスル(H)軍のオファーを待って「-マニア」でサプライズ参戦を果たす。
突然現れたサモアの怪人はリングサイド席に陣取った。時折笑顔を交えながら、リングを見つめていた。「次の闘いの場を探していた。きょうは視察に来たんだ。ハッスルマニアに出るよ。きょう決めた」と勝手に宣言。ハッスルのリングが気に入ったようだ。
178センチ、128キロ。その剛腕は格闘技で実証済みだ。01年、K-1ワールドGPを制し、04年にPRIDEに転向。ヴァンダレイ・シウバもミルコ・クロコップも倒して存在感を見せつけた。06年大みそかはエメリヤーエンコ・ヒョードルのヘビー級タイトルに挑戦。史上初のK-1&PRIDE制覇を狙った大一番で敗れて以来、リングから遠ざかっている。
活躍の舞台は全くの白紙だ。「H軍?M軍?全く分からない状況だ。スカウトを待っている」とハントは明かす。高田総統にとっても全くの寝耳に水。大会を締める「高田総統劇場」で「サップが加わり、すべてのコマがそろった」とこの日勝ったボブ・サップの加入で戦力補強の完了を宣言してしまった。
「今後継続参戦したい。楽しそうだからね。プロレスの経験はないけど、大丈夫。米国のプロレスも見た」とやる気満々だ。「-マニア」では川田の相手が未定。さらに「サップ戦?あり得るね」という自信の笑顔からH軍志望の様子。大みそかの「ハッスル祭り」でハント対サップの巨漢対決が実現するかもしれない。