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サンディエゴ横浜姉妹都市提携50周年記念文化交流会、盛況裏に開催

 
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0.jpg去る10月27日土曜日、サンディエゴのタウン&カントリー・リゾート・コンベンション・センターにて「サンディエゴ横浜姉妹都市提携50周年記念文化交流会」が開催されました。

10月21日未明からカリフォルニア南部を襲った大規模な山火事は、当地サンディエゴにも甚大な被害をもたらしましたが、「こんな時にこそ、サンディエゴ に元気を送りたい」と、当日は、横浜市より100名近い市民文化交流団を迎え、またサンディエゴ市からも多くの参加者や見学者がかけつけ、祝賀ムードいっ ぱいの幕開けとなりました。

午前11時、マイク・ヘスリングさんの日英両語の司会のもと、横浜サンディエゴ友好委員会の鈴木正行会長が「50周年を迎えられましたのは、皆さんのご支 援のお陰です。被災された皆さまにお見舞い申し上げますとともに、サンディエゴの一刻も早い復旧を願っています」と開会を宣言しました。

続いて、サンディエゴ横浜姉妹都市協会の金子ビショップ会長が集まった多くの方々に感謝の意を述べ、この度の山火事でサンディエゴへの公式訪問を自粛され た中田宏横浜市長から届いたお見舞いの手紙を披露した後、「人力では如何ともしがたい自然の脅威と非常事態を目の当たりにして、11月28日(日)に予定 されていた姉妹都市協会記念祝賀会を延期することとしました。

ご理解ご協力のほどよろしくお願い致します」とお詫びの言葉を述べられました。そして、「本日当イベントにご参加頂いた皆さまの素晴らしいタレントが、日 米親善の掛け橋となることを確信しております。そして、両市の益々の発展と繁栄を祈ります」と力強く挨拶しました。

次いで参加者全員が起立して、オペラ歌手の吉永寛子さんとともにアメリカ国歌を合唱した後、地元サンディエゴで活躍している日本語混声合唱団コーラルかぐや姫と一緒に日本の国歌を斉唱しました。

続いて舞台では、横浜市花扇会の花柳太之秀さんと花柳寅輔さんの「鶴の寿」「おてもやん」「横浜音頭」、建設会社会長でお孫さんがサンディエゴにテニス留学されているという豪扇英先生の新舞踊「北国の春」が演じられました。

また、横浜市岸根地区の皆さんによって200年前から継承されているという勇壮な岸根囃子連中の獅子踊り、ほうねんや梅千寿社中による大衆に親しまれてい るユニークな歌と踊り「かっぽれ」「奴さん」「伊勢音頭」などが披露されると、会場から大きな拍手が沸き起こりました。

サンディエゴからは、コーラルかぐや姫が「木曽節」「赤い靴」「ふるさと」などの民謡やなつかしい日本の歌、米国の同時多発テロ事件で父親を亡くした11歳の少女が追悼式で朗読したことで話題になった「千の風になって」を熱唱して聴衆を魅了させました。

また、伝統武道館の日本刀による真剣勝負のデモンストレーション、100人の生徒が学んでいるというサンディエゴ日本空手センターによる演武、正賢寺太鼓 グループによる勇壮な和太鼓の演奏、サンディエゴ日本学園と地元高校生による熱くはじけたYOSAKOIソーランの踊りなど、参加者はたくましく進化した 日本文化を堪能し、午後5時、同会は盛況裏のうちに閉会しました。

横浜市とサンディエゴ市の姉妹都市交流は1950年代に当時のアイゼンハワー大統領が提唱した People to People Program を背景に日米の各都市間で機運の高まりを見せました。

両市の姉妹都市提携は、1957年に横浜で開催された日米市長及び商工会議所会頭会議に出席したチャールス・デイル市長 (当時) の申し入れにより翌1958年に調印。以来、定期的な公式代表団の親善訪問を中心として、教育、文化、産業、経済などの幅広い分野に渡って交流を重ねてき ました。

両市交流の中心的役割を果たしているサンディエゴ横浜姉妹都市協会 (SDYSCS) は、2003年から両市の若者を対象とした訪問プログラム Youth Exchange Programの参加者選出を公募制とし、両市の更なる親睦に努めています。

22_2.jpg なお、この度の山火事の被災者支援のために会場に設けられた募金箱には、多くの方々のご賛同をいただき、総額1,150ドル(約127,000円)が集まりました。

 10 月31日、ビショップ金子会長が米国赤十字社サンディエゴ支部を訪れて、義援金全額を小切手に替えて寄付しました(右写真参照)。「多くの皆さまからの心 温まるご協力に対しまして、心から感謝申し上げます。寄付金は赤十字社を通して被災地へ送られます」と金子会長はお礼を述べていました。

このリンク をクリックすると、もっとたくさんの写真をご覧いただけます。



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在サンディエゴ日本国名誉総領事のマイク井上滋さん
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岸根囃子連中による賑やかな屋外での呼び込み演奏
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英語で演目を紹介してくれたほうねんや梅千寿社中代表のウメチズさん
     
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実行委員長として粉骨砕身されたサンディエゴ横浜姉妹都市協会会長のビショップ金子さん
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「コーラルかぐや姫の『千の風になって』とても感動しました」と、ラホヤ在住の加藤さん一家。
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伝統武道館による真剣を使っての迫力一杯のパフォーマンス。
     
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横浜市の姉妹都市であるハンブルク、バンクーバー、リオンでも公演しました
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ほうねんや梅千寿社中による「かっぽれ」
     
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戸塚区の大洋建設の小野名誉会長は豪扇英(ごうせんえい)の芸名で海外20か国を訪問し、民間大使として活躍中
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「老後はSDに住んでみたいね」と、横浜市花扇会の原田秀美こと花柳太之秀さんと碓井隆こと花柳寅輔さん
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200年の伝統を誇る岸根囃子連中の演奏とともに客席後方から2頭の獅子が登場。記念の手ぬぐいも配られました
     
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ジョン&チヒロさん、ケイラちゃんのガブリエル一家
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アメリカ国歌を披露するオペラ歌手の吉永寛子さん。
     
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祭り手ぬぐいをもらってご機嫌のジョーダン君7歳
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ビスタ仏教会の正賢寺太鼓グループによる勇壮な演奏
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日本空手道センターによるデモンストレーション
     
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中村泰三郎先生が興した抜刀道を継承する伝統武道館
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「被災者にお見舞い申し上げます」が掲げられてYOSAKOIソーランがスタート
     
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パワフルで熱気あふれるYOSAKOIソーラン
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岸根囃子連中による獅子舞

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マイク・ヘスリングさんはラスベガス在住の通訳者
     

 

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