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【芸能】

フジテレビ系昼ドラに新機軸 エンクミで脱ドロドロ

2007年11月5日 紙面から

 女優の遠藤久美子(29)が、来年1月7日にスタートするフジテレビ系昼のドラマ「安宅家の人々」(月〜金午後1時30分)で主演することが4日、分かった。

 作家の吉屋信子さんの同名小説が原作。制作は、ドロドロ路線の昼ドラで知られる東海テレビだが、今回は「無償の愛」をテーマに人を愛するとは何かを描く“脱ドロドロ”の新機軸だ。

 遠藤は、ホテル王・安宅家の使用人の娘・久仁子を演じる。昭和のバブル期、久仁子は、安宅家の長男で知的障害者の宗一と結婚。財産狙いとやゆされるが、久仁子は純粋無垢(むく)な宗一に献身的な無償の愛を貫こうとする。しかし、安宅家の財産をめぐる周囲の欲望、さらに宗一の義妹に対する恋の目覚めから久仁子の葛藤(かっとう)が始まる…。

 東海テレビの西本淳一プロデューサーは「人が人を好きになったときに、どういう感情の発露があるのか。嫌いになっていくプロセス、好きになっていくプロセスを描きたい」とアピールする。

 宗一を内田滋(29)、宗一が心ひかれる義妹の雅子を小田茜(28)が演じる。安宅家の当主役は目黒祐樹(60)。

 また、9月に“熟年再々婚”して話題となった奈美悦子(56)が当主の別れた妻役で出演。奈美の連続ドラマでのレギュラー出演は、2004年に皮膚の病気で芸能活動を一時休止後、初めて。

 

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