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【社会】

超音波蚊よけ器、効果なし 公取委が排除命令

2007年11月20日 17時46分

 効果がないとして公正取引委員会の排除命令を受けたオーム電機の「超音波蚊よけ器」

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 効果がない蚊よけ器を「超音波で蚊を寄せ付けない」と不当表示し販売したとして、公正取引委員会は20日、景品表示法違反(優良誤認)で販売会社のオーム電機(東京都豊島区)に排除命令を出した。

 公取委によると、同社は1998年3月から「超音波蚊よけ器」を、2001年3月から「ミニライト付き蚊よけ器」を、それぞれ全国のホームセンターやドラッグストアなどで販売。「血を吸うメスの蚊が嫌う周波数の音波を発生して寄せ付けない」などと包装紙に記載したが、実際には効果がなかった。

 公取委の調査を受け、オーム電機は今年10月から両製品の販売を中止し回収を開始。これまで計約120万個が売れたという。

(共同)
 

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