JR貨物は19日、18日に静岡市のJR東海道線を走行していた下り貨物列車が、男性運転士(48)が一時的に席を離れたため、1キロ余りの間、速度超過したと発表した。他の列車の運行などには影響はなかったという。 JR貨物によると、同列車が興津―清水間を走行中だった18日午前4時半ごろ、風邪気味だった運転士が隣の席に置いたかばん内のスプレー剤を使用しようと運転席を離れたため、制限速度80キロの曲線区間と、それに続く同100キロの直線区間にかけて、最大113キロで走行したという。 運転士は間もなく、速度超過に気付いて減速したが、会社には申告していなかった。JR東海が同区間内の踏切に設置していた計器が速度超過を記録し、該当列車が同貨物列車と判明した。 運転士はJR貨物関東支社新鶴見機関区の所属。同社は「事実関係をさらに調査した上で厳正に処分する」としている。 |