プロローグ 普通の家族を知りたい
サンタに手紙を書く18歳の男の子/「夢」のない子って怖い/殺伐とした元旦の食卓/「フツウの家族の実態調査」について
第一章 してもらえる「お客様」でいたい
上げ膳据え膳してもらうお正月/「女って辛い」主婦の本音/伝わらない御節/いまどきの嫁の気遣い/お年玉を貰う親たち/テレビに門松、ポプリのお屠蘇/お正月なんて「やめたい」
第二章 好き嫌いで変える
キッチンもトイレもクリスマス/クリスマス料理は舞台装置 /やりたいことだけ「伝承」/雑煮の味も「私の好み」/「決まってること」は苦手/自分ペースで「一緒」に/無理しない、頑張らない/反転する「私」
第三章 子供中心、私中心
子供を「喜ばせたい」親たち/「子供」はツール/「お子様」は主役/子供に媚び売る親たち/「子育て優先」の実態
第四章 うるさい親にはなりたくない
「見せて」伝える伝統/語らない親たち/みんなと同じにしてあげたい/「好きにさせる」お手伝い/思い出作りしたい親たち
第五章 一緒にいられない家族たち
麦茶、牛乳のお屠蘇/バラバラが嬉しいお正月/子供の数だけツリーとケーキ/喪中より受験/みんなが触れ合う日/ハレの日だけ「家族一緒」
第六章 ノリで繋がる家族
「楽しい」ことがいちばん大事/現金掴み取りで燃える/盛り上がれば「一緒」/子供を躾けない理由/偽装する家族
第七章 普通の家族がいちばん怖い
エピローグ 現実を見ない親たち
あとがき