堀端 勤の書くことて何だ！！

代表世話人、参院選を総括する

ようやく秋が訪れた。
灼熱地獄で蕩けそうになっていた代表世話人の体も、ようやく冷えて固まり、活動再開というところだ。この夏は『参院選』そしてその後の迷走政局一色であった。
確かに自公独裁政権は惨敗した…が両党とも居直った。
安倍も太田も寝首を掛かれずにのうのうと生き延びた最大の理由は、衆院で議席数の８割をヤツラが占めるというどうしようもない現実である。
国会法の規定では、例え参議院で法案を覆しても、再度衆議院で可決されれば、法案が通ってしまう事になる。独裁与党の狙いは、小沢一郎とは異なり、こうした捻れが繰り返されるたびに、野党内で不協和音が起こり、分裂して力を失う事になるとの読みだ。決してヤツラの思う通りにはさせない。
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しかし参院選は同時に、護憲派・市民派勢力に致命的な打撃も与えた。沖縄で糸数慶子さん、東京で川田龍平さんが当選する快挙も成し遂げたが、社民党・共産党は現有議席すら守れず、さらに我がブロガー新党が応援した９条ネットは有効得票数の１０％すら取れず惨敗したという言い逃れの出来ない事実を国民から突きつけられた。
選挙が終ってこの一ヶ月間、代表として今回の選挙の敗因を考えたが、第一にまず準備不足。それはネット上での応援や支持の表面だけでなく、立候補者の演説会場の準備・支持ビラなどが全くといって良いほど出来なかった。ただ単に支持と応援だけでは候補者を当選させれない。今回民主党があれ程の集票を成し得たのは地方での集票作戦が恐ろしく凄かった。代表が有権者登録をしている衆院埼玉５区では、連日地元選出の民主党衆院議員や事務所関係者がＪＲ駅前でビラまきを連日展開。時々党県委員が申し訳程度にビラを配った自民党・社民党・共産党とは訳が違った…ソレほど檄を入れてやっていたのだから当選できない訳が無い。
選挙とは『勝ってナンボ』の世界だ。勝たなきゃ『負け犬の遠吠え』。まさかフィリピンの様に選挙結果に『異議有り！』。と押し掛けて安倍晋三を追い出すなんでＯＫ！と法律には書いていないので、あくまで民意繁栄と有権者獲得は選挙によるものだ。そこの根幹が出来ていないのには、ただ反省の弁。
第二には、現行の公職選挙法でネット内での選挙運動が禁じられており、こうした背景がネット政党の限界を露呈したとも言える。全国規模の大政党だけ存続させようとする現行の公選法では、我々のような少数意見は無視される事は当の昔に分かっていたのだが、護憲派・市民派共に９条死守＆格差是正に目が向いてしまい、資金と人材に任せた大政党の議論や政策論争に付いて行けなくなってしまったことがある。ネット上での選挙運動は自民・公明・民主共に次々ＨＰを改定して行き、事実上解禁されてしまった訳だが、ネット政党や少数政党に対する公安当局側のチェックは厳しく、いわんや９条ネットのＺＡＫＩ候補も、当初はネットで運動を進めようとしたが、選挙委員会から待ったが掛かって、泣く泣く局地戦を余儀無くされた。結果はご覧のとおり惨敗。
護憲派・市民派にとって在り来りの『護憲』『格差是正』では大政党と戦えなくなって来たのも事実だ。前出のとおり資金・能力面から、護憲派・市民派の主張の矛先を歪曲し、それを資金を投じてマスコミ操作すると言うやり方。とても対抗出来る物ではないと実感。もっと国民が敏感になる方向性を出さないと、一向に拉致が開かない。代表としてきたるべき総選挙では、こうした大政党中心による世論支配による弊害を前面に打ち出して少数派勢力が連帯する方向性を打ち出せれば…最も憲法死守の考えは捨てないまでも、国民が自分達の権利を脅かされているタイムリーな話題を提供して、そこから投票に結びつける対策を取る必要が早急に求められる。
そして第三には、こうした護憲派・市民派の候補にスター性が全く無い…言い換えると市民運動の最前線の現場で戦っている人達の立候補が少ない事。また運動家の活動がマスゴミから抹殺されてるために実態が分からず、一部のニッチな支持しか集められなくなっている。もし今度の総選挙で「反貧困ネットワーク」の代表を勤める宇都宮弁護士や湯浅事務局長、作家の雨宮処凛さんが出馬すれば当選は有力視される…だがそうした人達に匹敵する運動家の名前が私達の口から出ない。如何に市民運動や護憲運動が脆弱な土台しか持っていない事が分かるであろう。
もっともっと掘り起こしやマスゴミ紹介が必要な人達が、地方にはたくさん居るはずだ…だが格差問題やワーキングプアの問題が都市に集中しただけに、地方からの掘り起こしも今後は早急に進める必要性がある。既に民主党は次の総選挙に向け、地方での人材確保に動き始めている情報を得ている。それだけに、我々が作業に速やかに着手しなければ、市民運動家でさえ民主党に流れる危険を孕んでいる。
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私達の主張は一環としている。憲法を守ることで「現代社会に広がる様々な歪みを是正する」のが急務であると。…しかしそれだけで有権者が票を投じると甘えた考えをしてはいけない。有権者は我々の過去の主張に付いても厳しい目を向けている。かつての北朝鮮体制支持や大学紛争での過激な行動を、未だに追及してくる人達が居る。しかしこれらの内容には時代背景による必然性や要求があり、そうした事を総括して『次代に何を伝えるか』を明確に伝え、今の政治体制化で如何なる矛盾と分断が起きているか、国民の前に早急に明らかにすれば、こうした誤解もやがて無くなる。その仕事も急務だ。
いずれにせよ
次の総選挙は「絶対負けられない戦い」がそこにある
もし今度の総選挙で護憲派・市民派が惨敗したならば
国民は「妄想改革」と「自己責任」の詭弁によって、
今のアメリカと同じ道を歩む…行く先は債務国転落だ
運動家達よ…今すぐ出来る事を始めよう
ブロガー新党は、今の政党政治に絶望した人々を立ち
上らせる「地上の星」として、再び戦いを始める！！

反動政治に「ＮＯ！」を　自公独裁政権「爆砕！」
人民民主主義政権樹立のため、歩き出そう！！