ビックカメラ岡山駅前店内に出店したソフマップ

11月20日より一部店舗で実施

　ビックカメラとソフマップは11月20日より、一部店舗限定でビックカメラの「ビックポイント」と、ソフマップの「ソフマップポイント」のポイント交換サービスを開始する。

ソフマップ店内には買い取りコーナーを開設している

　ポイント交換サービスを行なう店舗は、11月20日に、ビックカメラ初の中国地区への出店となるビックカメラ岡山駅前店のみ。同店の地下1階に、ビックカメラとして初めて、ソフマップをショップインショップの形態で出店。あわせて、ポイントサービスの相互交換を行なえるようにする。

　ソフマップポイントからビックポイントへの移行、ソフマップポイントからビックポイントへの移行が、ともに可能になる。同店では、ビックポイントカードおよびソフマップカードの双方の新規発行も行なう。

　ビックカメラでは、ソフマップを傘下に収めてから、ポイントの相互交換サービスを行なうことを明らかにしていたが、システムの違いなどを背景に、これまで交換サービスの実施には踏み切れていなかった。

　今回のサービスは、ビックカメラのポイントカードおよびソフマップのポイントカードを所有している利用者が少ない岡山で試験的に実施することで、ノウハウを蓄積。将来的には首都圏をはじめとする店舗でも、交換できるようにする考えだ。

　ただし、岡山駅店以外でのポイント交換サービスの実施時期は、現時点で明らかにしていない。

　ビックカメラの塚本智明常務取締役は、「これまでにも、ソフマップのノウハウを活用して、中古PCやPC周辺機器、ソフトの買い取りを行なうカウンターを、ビックカメラ店内に設置した例はあったが、岡山駅前店では、初めてショップインの形態をとりながら、中古PC、中古周辺機器、中古ソフトの販売を新たに開始することになる。今回の出店は、ショップイン形態の第1号店と考えており、今後は、既存店舗、新店を含めて、ショップイン形態によるソフマップ出店を積極的に広げていきたい」としている。

　ショップイン形態での出店増加に伴って、ポイント交換サービスを行なう店舗も拡大していくことになりそうだ。なお、20日の岡山駅前店の出店によって、ビックカメラの店舗は全国26店舗体制に、ソフマップは全国36店舗目になる。

ビックカメラ店内だが、ソフマップ内ではソフマップカードの新規発行が可能	ポイント交換のために2つのPOSレジを使用する。左がビックカメラのもの、右がソフマップのもの。外観は同じだが、稼働しているシステムは異なる。	中古PCの販売はソフマップが担当する

□ビックカメラのホームページ
http://www.biccamera.com/
□ニュースリリース
http://www.biccamera.co.jp/shopguide/store_open/okayama/
□ソフマップのホームページ
http://www.sofmap.com/
□ニュースリリース（PDF)
http://guide.sofmap.com/corporate/ir/pdf/release071105_okayamaekimae.pdf

(2007年11月16日)

[Reported by 大河原克行]