2007-11-04 東京都による成人向け同人誌の規制強化に疑問あり
さて、みなさん、同人誌イベント業界に激震が走ろうとしています。
実は、東京都が、成人向け同人誌を曖昧な考えで、規制強化を図ろうとしているようです。
これは、全ての創作表現に対する表現弾圧の何者でもありません。
18歳未満へ見せないのであれば、年齢確認・ゾーニングで自主規制をすべきであるのに、
成人向け同人誌の内容まで規制強化する事は、創作表現を萎縮する事になりかねない、民主
主義に反する表現弾圧である事は何ら変わりはありません。
このように、成人向け同人誌の販売を、東京都内の公共施設で禁止する規制強化を発表した
東京都の判断に、多くのサークル・主催者・関係者・一般参加者が困惑していますが。
自分は、この規制強化には疑問があります。
何が猥褻なのか、何が児童ポルノ法に反しているのか、東京都青少年健全育成条例に反して
いるのか、判断基準が曖昧であり、創作する側の権利を侵害する規制強化であります。
このままでは、自由な創作表現が出来なくなる危険な世の中になりかねない事は明らかです。
配信元:
10/30 06:23更新
東京都の公共施設で開かれたマンガ・アニメの同人誌即売会で、少女を性行為の対象とした
過激なポルノコミックが公然と販売されていたことが分かり、都は29日、即売会の規制や
監視強化に乗り出す方針を固めた。
事前に作品内容の詳細なチェックを主催者側に義務付け、即売会当日の巡回を徹底してコミ
ックを実際に閲覧するなどの対応を検討する。
都の青少年健全育成条例に抵触する場合は、施設の貸し出し禁止や即売会の開催中止などの
措置を取る構えだ。
関係者によると、マンガやアニメの即売会は、商業誌とは異なり、自主規制に委ねられる
ことが多い。
そのため、主催者によっては少女を性行為の対象とした過激なポルノコミックが公然と販売
されていた実態がある。
都が規制や監視強化に乗り出すきっかけとなったのは、外郭団体「東京都中小企業振興公社」が
運営する「都立産業貿易センター」で開催された同人誌即売会で、過激な性行為などを描いた
コミックが販売されていたことから。
同センターは「台東館」(台東区)と「浜松町館」(港区)の2館があり、年間で計100回
程度の即売会が開催されている。このうち台東館では平成17年3月から今年5月にかけて、
「マニアック総合同人誌即売会 アブノーマルカーニバル」などと題された即売会が計5回
開かれていた。
そのため都では、新たにコミックのサンプルを閲覧したり、即売会当日に販売される同人誌の
内容を職員が確認することも視野に対応策を具体的に検討することにした。
同人誌の即売会をめぐっては、警察庁の研究会が昨年12月、「子供を性行為等の対象とする
コミックが公然と販売されている」と、規制強化の必要性を打ち出していた。
都産業労働局では「成人向けの作品の販売自体を禁止するわけではないが、主催者側に法令
順守の徹底を求めていく」としている。