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「琵琶湖の外来魚、心が痛む」天皇陛下が異例の言及

 天皇、皇后両陛下は11日、大津市で開かれた「第27回全国豊かな海づくり大会」に出席され、ニゴロブナやホンモロコなどの稚魚を琵琶湖に放流された。

 天皇陛下は式典のあいさつで、外来魚が琵琶湖の生態系を悪化させていることに触れ「ブルーギルは50年近く前、私が米国より持ち帰り、水産庁の研究所に寄贈したものであり、今、このような結果になったことに心を痛めています」と異例の言及をされた。

 宮内庁によると、1960年の両陛下訪米時にシカゴ市長がブルーギルを寄贈。当時は食用魚として国が養殖方法を研究し、滋賀県も63年から試験的に養殖を始めた。しかし養殖は軌道に乗らず、90年代以降は琵琶湖でブルーギルなどの外来種が急増し、フナなど在来種が減少する影響が出ている。(12:25)

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